社会

大企業も接待で利用!? 政治家も美女キャストに溺れた…いま急成長中の「ラウンジ」とは

Roman Samborskyi
(画像)Roman Samborskyi/Shutterstock

昨年末、政治資金パーティー収入〝4000万円過少記載〟で議員辞職した薗浦健太郎元衆院議員は、東京・銀座のラウンジに勤めていた20代の美女キャストに溺れた1人だった。薗浦元議員は、東京地検特捜部に政治資金規正法違反の罪で略式起訴されている。

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「今やラウンジは女子大生やOLだけでなく、コロナ禍でお客を失った高級クラブホステスの稼ぎ場所として急成長している。ラウンジはクラブやキャバクラとは違い、来店されたお客様にキャストと呼ばれる女性スタッフが同席して会話を楽しむお店です。完全会員制で高級ラウンジを謳う店が多い。キャストの年齢層は、キャバクラより少し高めですね」(東京・西麻布のラウンジ経営者)

クラブホステスやキャバクラ嬢は、個人の売り上げが収入に左右する。しかしラウンジは店全体で客をもてなすスタンスの店が多いため、キャスト個々の売り上げが給料に反映されるケースは少ない。私服で自由出勤という点も、クラブやキャバクラとは異なる。

“接待費”として経費が落とせる

「収入の相場は、時給制で約4000円から。1日平均2万円くらい稼げる。大半が日払いなので助かります。コロナ禍ではクラブのお客が激減し、指名客の来店予定が入っていないときは自宅待機もあった。ラウンジに行けば、1日2万円をその日に貰えますからね。私服でもOKだから、タクシーを利用しなくても電車で往復できる。お客に気に入られればパパ活にもつながるから、ラウンジのアルバイトは増えていますよ」(某銀座クラブホステス)

「コロナ禍に入ってから、大手企業はクラブで飲むことを禁止していましたが、ラウンジは別名『接待飲食店』と呼ばれていて、接待であれば領収書で経費が落とせる会社も多い。どの店も賑わっていますね」(某ラウンジ店キャスト)

冒頭の薗浦元議員は、銀座の完全会員制クラブラウンジに足繁く通っていた。週に複数回、1日数十万円を使うこともあったという。

「薗浦元議員は、お気に入りの20代の美女キャストとカラオケがある個室で抱き合ったり、キスしたり…。薗浦元議員を接客したキャストは嫌がってなかったようですが、大半のキャストは客のセクハラやパワハラに怯えています。また、キャストの体目当てに通う客の中には、高級シャンパンを入れたり高級ブランド品をプレゼントして口説いたりする。金額が多ければ多いほど女の子を口説けなかった場合、態度が豹変する。夜の蝶と遊び慣れてないから『今まで貢いできた物を返せ』とキャスト側とトラブルになったり、ストーカー行為に走ったりしますよ」(夜の銀座事情通)

俳優の香川照之は、即入店お断りになりそうだ。

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