(画像)Roman Samborskyi / shutterstock
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漫才コンビ『カミナリ』が消えた?“痛みを伴う笑い”がBPO審議入りで露出激減か

「どつき漫才の『カミナリ』を、テレビで見なくなった。なんかあったんかな?」


漫才界のレジェンド『B&B』の島田洋七が、こう首を傾げる。洋七が心配するのは、茨城県出身の若手漫才コンビ『カミナリ』だ。茨城弁丸出しのどつき漫才でブレークした。


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そもそも、カミナリが所属する『グレープカンパニー』は、お笑いコンビ『サンドウィッチマン』と当時の担当マネジャーが2010年に立ち上げた事務所で、大物俳優の高橋英樹、娘の真麻も所属している。


「わずか設立13年ですが、お笑い芸人から〝事務所に入りたい〟というラブコールが殺到している。高橋英樹は〝社長の腰の低いところが気に入った〟と移籍理由を明かしています。社長もさることながら、サンドの伊達みきお&富澤たけしの人柄に魅かれて所属志願者が後を絶たない」(お笑い番組プロデューサー)

“どつき”も痛みを伴う笑いに

カミナリは、サンドウィッチマンに次ぐ看板として期待された。実際、『2017年ブレイクタレント』(ニホンモニター調べ)で1位に輝くなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。

「ところが徐々に露出が減り、レギュラーはフジテレビとテレビ東京、あとはローカル番組ばかり。キー局から干され気味です」(バラエティー番組スタッフ)


全盛期のカミナリが、2017年の『M-1グランプリ』に出場した際、審査員の上沼恵美子は「叩いて笑いが来ない。あのどつきはいるんやろか? これ(どつき)なしでツッコんでも笑いは来ます」と酷評した。


「大みそかの恒例特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)が2年連続で中止になったのは〝痛みを伴う笑い〟がBPO審議入りしたためとされます。どつき漫才にはツラい時代です」(同)


近年、テレビ界はBPO審議入りにナーバスになっているのか、クイズやゲーム、教養バラエティー番組で溢れ返っている。


「テレビを見る主婦層の声を気にしすぎていたのではおもろい漫才はできません。カミナリも気の毒」(洋七)


テレビ番組にカミナリを落としたい。