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JRA重賞『中山記念』(GⅡ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話

ヒシイグアス、シュネルマイスター、ソーヴァリアント、イルーシヴパンサー、ドーブネ、ラーグルフ…。いいメンバーがそろった今年の中山記念。本命馬を決めるのには、ものすごく時間がかかりました。

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悩みに悩んだ結果、◎ソーヴァリアントを推します。なんといっても前走のチャレンジCが、かなり強い勝ち方でした。ハイペースの中で好位を追走。4角でゴーサインを出すと、一気に加速し並ぶ間もなく前を抜き去りました。心房細動を発症し、力を発揮できなかったオールカマー(13着)の鬱憤を晴らすような快勝。休み明け、心房細動明けがどうかと思っていましたが、終わってみればまったく心配無用でした。勝利騎手インタビューでの「GⅠレベルに行けると思います」というルメール騎手の言葉も印象的でしたよね。

思い返せば21年の弥生賞(4着)がハイレベル。1着タイトルホルダー、2着シュネルマイスター、3着ダノンザキッドと上位3頭とも〝GⅠ馬〟となっていますから、ルメール騎手の言葉も納得です。GⅠ級の素質馬がいよいよ充実期を迎え、好メンバーのここでも勝ち負けが期待できます。

ここを勝ってGⅠの舞台へ

気になる中間の気配は…。大竹調教師を直撃すると、「順調です。前走は時計勝負でもいいパフォーマンスを見せてくれました。変わらず来ています」といつものように泰然自若の構え。前走が強かったですし〝主役ですよ!?〟と言っても「いやいや、挑戦者ですから」と冷静さを保ったまま。辛口コメントが多い印象もある先生ですから、やや控えめなコメントでもプラスに捉えておきます。

意外にもGⅠの大舞台には立ったことがないソーヴァリアント。ただ、戦ってきた相手を見れば分かるように、GⅠでも好勝負になっていい力を十分に持っています。ここを勝って大舞台へ。2023年を飛躍の年にするためにも、夢がふくらむ1戦にしてほしいです! 単勝と馬連はヒシイグアス、シュネルマイスター、イルーシヴパンサー、ドーブネ、ラーグルフ、スタニングローズへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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