宮城野親方(元横綱・白鵬) (C)週刊実話Web
宮城野親方(元横綱・白鵬) (C)週刊実話Web

元横綱白鵬・宮城野親方「引退相撲」で見せつけた“豪華人脈”狙いは協会への“逆襲”か

大相撲界は目下、3月12日から始まる春場所(エディオンアリーナ大阪)を前に、じっくりと力をためる時期で、力士たちの動きも地味で控えめだ。そんな中、「どうだ。参ったか」と言わんばかりの笑顔を振りまいているのが、部屋を継承してまだ半年余りの元横綱白鵬の宮城野親方だ。


1月28日に両国国技館で開かれた引退相撲では、冒頭で人気歌舞伎役者の市川團十郎が『三番叟』を舞い、森喜朗、小泉純一郎、鳩山由紀夫の首相経験者が3人も姿を見せた。過去に例のないような豪華版で、主役の宮城野親方はこぼれるような笑みを絶やさなかった。


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その3日前には、愛弟子の落合がたった1場所という昭和以降最短スピードで十両昇進を決め、「関取を作る、という夢がこんなに早く実現するとは。これ以上のプレゼントはない」と大はしゃぎだった。 〝俺を見くびっちゃいけないよ〟

その3日前には、愛弟子の落合がたった1場所という昭和以降最短スピードで十両昇進を決め、「関取を作る、という夢がこんなに早く実現するとは。これ以上のプレゼントはない」と大はしゃぎだった。

〝俺を見くびっちゃいけないよ〟

 
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さらに、2月8日には自身のインスタグラムを更新して引退相撲にも出席した小泉元首相とのツーショットを公開した。まるで我が世の春を謳歌するような宮城野親方の笑い顔を見せつけられた相撲協会関係者たちは、一様に複雑な表情だ。


「まさに〝そら、来た来た〟という感じでしょうね。現役時代の宮城野親方は、優勝45回をはじめ、数々の記録を塗り替えたにもかかわらず、問題行動、問題発言を繰り返して協会首脳から総スカンを食い、ついに念願の一代年寄を認めてもらえませんでした。宮城野親方の腹は煮えくり返っていたはずで、あの超派手な引退相撲は〝俺を見くびっちゃいけないよ〟という意趣返し。協会首脳は、みんな裏で唇を噛んで見ていましたよ」(協会関係者)


この宮城野親方の逆襲の笑い顔には、もう一つ含みがあるという。


「宮城野親方には理事、さらに理事長という野望がある。最近の笑い顔は〝こんなに人脈があるんだから、俺に任せておけば間違いない〟という自信の表れ。2月27日にはもう1人、愛弟子の北青鵬も入幕を果たし、また笑顔で会見する予定です」(相撲ライター)


男の笑い顔ほど腹黒いものはない。