 
                       蝶野正洋『黒の履歴書』〜犯罪を犯した者の本当の意味での“更生”とは
フィリピンに潜伏していた、広域強盗事件に関与したとされる容疑者たちの身柄が、ようやく日本に引き渡された。
彼らは入管施設に入っていながら、カネで看守を買収。闇バイトで集めた手下たちに指示を出して特殊詐欺などの犯罪を繰り返していたそうだ。
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この事件でまず思ったのが、フィリピンに何年も潜伏して犯罪を続けるとか、そんな昭和の頃のようなスタイルが、まだ通用していたのかということだよ。
逮捕や引き渡しに時間がかかってしまうのは、警察だけでなく外交の問題もあるとは思うけど、この形を止めるような抜本的な対策が必要だと思うね。
そして今回の事件の首謀者とされる渡辺優樹容疑者と、お笑いコンビ『EXIT』の兼近大樹くんが、過去に関わりがあったことが判明した。
兼近くんは、2012年に札幌で起こした窃盗事件で渡辺容疑者と共に逮捕され、不起訴処分となっている。そのことは、すでに本人からも明かされていて、深く反省しているということだ。
それでも、「罪を犯した人間が公共性のあるテレビやメディアに出るのはいかがなものか」という声が改めて出てきている。
これは、さまざまな意見があると思う。俺は兼近くんが警察官の格好で再現ドラマを演じるバラエティー番組を見たことがあるけど、あれだって「さすがに警官役というのは…」と感じてしまう人もいるだろうね。
目に見えるモノじゃないだけに難しい
「罪を償った」とか、「更生した」ということは、目に見えるわけじゃない。テレビに映っている姿だけじゃなかなか伝わらないから、そのイメージを覆すには、あまり目につかない所でも、反省した姿を見せ続けるしかない。地味だけども社会貢献だとか、無償の奉仕活動のようなことを続けていけば、周囲の目もちょっとは変わっていくんじゃないかな。お笑いの世界の人だし、番組では楽しそうにしているけど、それでも俺には兼近くんの眼の奥がいつも怯えているように見える。彼の中では全部飲み込んで、すべてをオープンにしているんだろうけど、どこかで罪の意識が消えないで、ずっと何かを背負っているのかもしれない。
荒んだ環境の中で育って、自分は反省・更生したけど、周りの犯罪者たちを止められなかったというのもあるだろうね。彼にそういう正義感が残っていて、でも何も出来なかった自分というものに、いまも後悔し続けている。
生まれ育った周囲の環境も大きく影響する。俺も、小学6年のときに三鷹に引っ越してから、素行が悪くなったからね。どうしても価値観を周りに合わせてしまうから、根が善人だったとしても悪いことをしてしまうんだよ。だからこそ、更生も難しい。地元の知り合いでも、同じ環境のまま生きているやつらは、やっぱり今も悪いからね。
俺もあのままだったら犯罪者になっていたかもしれない。当時の俺はそれを意識していて、まったく別の世界に独りで飛び込もうと思って、新日本プロレスに入門したという部分もある。
まぁ、新日本の道場は、それはそれでヤバい環境だったんだけども(笑)、更生するということは、それくらい思い切ったことをやらないと難しいだろうね。
蝶野正洋 1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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