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わくわく『地方競馬』情報~金盃/雲取賞

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わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

大井競馬場では2月22日、国内では最も長い距離で行われるダート重賞『第67回金盃』(SⅡ)が開催される。2015年より2600メートルに距離が延び、ダイオライト記念のトライアルとしての位置付けが明確になったのと同時に、レースの傾向もよりはっきりしてきた。

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過去10年を見ると、長距離に定評のあった実績馬があっさりと負けるケースが目立ち、1番人気の成績は【1・1・2・6】。冬の長距離重賞らしく、馬の仕上がりや体調の見極めが馬券的中の鍵となる。

また、このレースの大きな特徴は、高齢馬の活躍だ。19年、20年勝ち馬のサウンドトゥルーは9、10歳のときに連覇。14年は9歳馬フォーティファイド、18年クラージュドール、19年ユーロビートは8歳での優勝。そのほか7歳馬も2頭が優勝するなど、とにかく高齢馬の優勝が多い。21年3着馬は11歳、15年3着馬は10歳、その他に3着以内に入った8歳以上の馬も5頭おり、毎年8歳以上の高齢馬1頭が、優勝もしくは3着以内に入っていることになる。

そして、長距離戦ならではのペース配分や位置取りが勝敗を分けることも多く、騎手の腕比べも見どころの一つ。過去10年をみると、御神本訓史3勝、吉原寬人、森泰斗が各2勝と、地方競馬を代表するトップジョッキーが名を連ねている。それ以前も戸崎、内田博、張田京、真島、的場の独占状態。勝てる騎手を探すことが、馬券的中のための最重要ポイントかもしれない。

雲取賞は人気馬の取捨選択が重要!

さて、翌23日は大井競馬で年明け最初に開催される3歳重賞『第5回雲取賞』(SⅢ・1800メートル)が行われる。南関東三冠レースに直結するレースであり、勝ち馬のヒカリオーソ(19年)は東京ダービー馬、ゴールドホイヤー(20年)は羽田盃馬となった。

そのほかミューチャリー(19年)、トランセンデンス(21年)は共に2着だが、その後、羽田盃のタイトルを手にしている。準重賞時代を含め過去10年を遡ると、1番人気の成績は【4・3・0・3】となかなか堅調だが、7番人気以下の馬が3着以内に5回絡むなど、波乱の年もある。冬場の調整が難しいときであるがゆえ、人気馬の取捨選択が重要だ。

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