第一子が誕生したばかりの嵐の櫻井翔(41)が主演する日本テレビ系の連続ドラマ『大病院占拠』が、〝ネタドラマ〟としてバズりつつある。
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「同作は、放送開始当初からチープな爆破CGや櫻井の絶望的な棒演技、どんくさいアクションがツイッターなどで叩かれまくっていましたが、最近はそれがクセになったという視聴者が続出。『コントだと思って観れば秀逸だ』と話題になっているんです」(ネットライター)
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ストーリー自体は、最先端の技術とセキュリティーを誇る大病院が「鬼の面」をかぶったテロリストに占拠され、医師の妻や人質を救出するために櫻井演じる刑事が孤軍奮闘するという幼稚なもの。駅前のカルチャースクールのシナリオ講座に通う主婦が映画『ダイハード』を観た後に書いたレベルだ。
「鬼の正体」もバレバレ
しかし前出のライターは、こう〝絶賛〟する。
「櫻井は、ダクトの中で爆弾を搭載したドローンの直撃を受けても、ビルの3階から落下しても、ほぼ無傷で捜査に復帰します。櫻井の妻役を演じる比嘉愛美が、足に医療用ベッドをくくりつけられて窓から落ちるシーンでは、明らかに間に合わないタイミングで手を差し伸べた櫻井がしっかり妻の手を握り、引き上げると比嘉の足にはベッドがない。しかも、その救出劇を鬼たちが攻撃せずに見守るという心温まる展開もありました」
さらに、ボイスチェンジャーで声を変え、仮面で顔を隠した「鬼の正体」はドラマ前半のキモとなるはずだったが、それもドラマで明かされる前にSNSで次々と暴かれる始末。
「犯人グループのリーダー的な青鬼役は、初回からSexyZoneの菊池風磨だとバレていました。口元があまりにも特徴的で、ファンは登場した瞬間に菊池だと特定。エンドロールの出演者のクレジットにもモザイクがかかっていましたが、文字の特徴からベッキーも早々に特定されていましたからね。こうしたツッコミどころ満載な部分も、ネタドラマとして愛されている要因です」(同・ライター)
肝心な視聴率は世帯平均7%台だが、思わぬ誤算も。
「日テレさんとしては、目標値が2桁台だったので焦っていたはずですが、コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は意外によく、他の連ドラに比べても高い4%台を記録。これは、購買意欲の高い若年層に人気があるということですから、CMクライアントは大喜びしているそうです」(他局のスタッフ)
コア視聴率やSNSでのバズり方だけ見れば、昨年ブームを起こしたフジテレビ系のドラマ『silent』に匹敵するという。
「気をよくした日テレさんは続編を検討しているというのですが、われわれからすれば〝嘘だろ?〟の心境です」(同・スタッフ)
「来年のことを言うと鬼が笑う」とされるが、来年もパワーアップした〝続編コント〟で視聴者を笑わせてくれるかもしれない。
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