全国で卵(鶏卵)の価格が大高騰している。過去最大規模の高病原性鳥インフルエンザの流行で、現在までに1000万羽を超える養鶏が殺処分。これが原因で卵が供給不足に陥り、食品メーカーや小売業界に大きな影響が広がっているのだ。
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「例えば『石屋製菓』が『白い恋人』のオンライン販売を休止したのと前後して、『セブン-イレブン・ジャパン』は『セブンプレミアム 半熟煮たまご』など、卵を使った15商品の販売を休止した。また、『キユーピー』は4月1日出荷分から家庭用マヨネーズやタルタルソースなど、計36品目の小売価格を約3〜21%引き上げると発表しているのです」(食品業界関係者)
ちなみに、卵の価格は高騰が続き、卸売り大手『JA全農たまご』のMサイズの卸売価格は、2月8日に東京市場で1キロ325円を記録。これは統計を公表した1993年以降の最高値だ。
価格安定する頃には卵離れが!?
業界関係者が言う。
「卵が手に入りづらい食品メーカーや消費者もつらい状況ですが、ウクライナ侵攻による飼料価格の高騰と鳥インフルエンザにさらされた養鶏農家は、まさに青息吐息。鳥インフルは4月か5月には終息し、供給が安定しそうだが、その頃には消費者の卵離れが定着する可能性もあるからです」
もっとも「物価の優等生」と呼ばれる卵は、今や世界で値上がり中。卵をめぐる動きは海外でも活発化しているのだ。
「日本と同じく鳥インフルエンザで打撃を受けたアメリカの一部の州では、疫病のまん延を防ぐために、ニワトリの平飼い飼育を義務化したほど。また、価格の異常な高騰ぶりにインフレーションにかけた『エッグフレーション』なる言葉も誕生。消費者が値動きに一喜一憂しているのです」(アメリカ在住のライター)
食卓に欠かせない卵の品薄&買い控え現象は、今後も注目を浴びそうだ。
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