(画像)Kues / shutterstock
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高齢者の次はアスリートがターゲット?遠征スケジュールがバレバレで強盗団の餌食に

連続強盗団「ルフィ一味」が列島を震撼させたばかりだが、今度は球春を待つプロ野球の関係者が狙われた。


「2月14日の未明、DeNAの斎藤隆コーチが住む横浜市内の自宅に複数人が侵入し、警備会社のアラームが作動したんです。神奈川県警都筑署は、一連のルフィ事件と同様、実行犯や見張りなどの役割を分担したグループによる犯行の可能性もあるとみて捜査しています」(スポーツ紙記者)


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斎藤コーチは春季キャンプに参加中で不在。家族は在宅中だったが、ケガはなかったという。


「野球選手がキャンプ中にこうした被害に遭うケースは意外に多いんです。2018年にはソフトバンクの久保康生2軍投手コーチの大阪府羽曳野市にある自宅に空き巣が入り、腕時計やダイヤモンドの指輪など600万円相当が盗まれている。また、21年にはメジャーリーグ・ツインズの前田健太投手のサンタモニカにある自宅に3人組が押し入ろうと窓ガラスを割った事件が発生。警報装置のアラームが作動して犯人たちは逃走しましたが、前田はこの時、約3600キロ離れたフロリダ州フォートマイヤーズでキャンプ中だったんです」(同・記者)

ボクシングの井上尚弥も被害

かつてCMで「セコムしてますか」と宣伝していたミスター・ジャイアンツこと長嶋茂雄氏も、02年に包丁を持った男が自宅に押し入る被害に遭っている。この時、ミスターは防犯システムのスイッチを切っていたが、幸い犯人はすぐに逃亡し、事なきを得た。

「この時期、野球選手や監督、コーチは九州や沖縄でキャンプインしていますから、空き巣や強盗犯の格好のターゲットになっている可能性があります。ボクシングの井上尚弥も、世界3団体王座統一戦の当日に空き巣被害に遭っていますからね。高額所得者で、こうした試合や遠征のスケジュールが容易に犯罪者に把握されてしまうトップアスリートたちは、今後もターゲットになりやすい」(前出・スポーツ紙記者)


これでは「おちおち練習なんかしていられない!」と、キャンプ地からの悲鳴が聞こえてきそうだ。