本田圭佑 (C)週刊実話Web
本田圭佑 (C)週刊実話Web

【独走スクープ!】本田圭佑が球界へ参戦!? ロッテ石垣島キャンプ電撃訪問の舞台裏

プロ野球の球団数をセ・パ合計14に増やす「エクスパンション」に向け、NPBは今春に二軍専門の球団を公募する。これに応募すると噂されるのが、本田圭佑氏の投資ファンドだ。沖縄県を本拠地に「KSKホンダ」でNPB参戦。独走スクープ!


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想定外の方向から飛んできた「ケイスケ砲」に、プロ野球界が揺れている。


12球団とプロ野球機構(NPB)は、昨年11月のオーナー会議で2024年の開幕を目標に二軍専門チームを2球団程度増やし、23年春に公募すると発表した。すでに都内の金融会社『ハヤテインベストメント』が手を挙げ、静岡市を本拠地に参加を表明。本誌が得た情報によれば、これに続こうとしているのが、サッカー元日本代表の本田圭佑氏が手掛ける投資ファンドだという――。


本田氏は世界を股に現役選手を続ける一方、2016年に自身のブランド「KSK」(ケイスケ)を冠にしたファンド『KSK Angel Fund』を組成。2018年には、アメリカ人俳優ウィル・スミスと『ドリーマーズ・ファンド』を共同で設立するなど、国内外250社以上の企業のスタートアップに投資している。


「事業は順調で、2019年には投資先の『サイバーエージェント』(藤田晋社長)の子会社が東証マザーズに上場、本田氏は約4億円の売却益のほか残りの保有株の時価総額が約50億円。ACミラン時代の年俸10億円超に加え、スポンサー収入はいまなお年に数億円あるようです。ファンドの運転資金は100億円を優に超すでしょう」(大手紙経済部記者)

応募の下準備のために

そんな本田氏に近い投機筋によると、新たな投機のターゲットは、NPB〝14番目〟となる新球団。そのためのスタートアップの準備が粛々と進行しているという。

そんな動きが表面化したのが、ロッテがキャンプを張る沖縄・石垣島だ。本田氏はキャンプイン直前の1月29日に球場を訪れ、スタンド上段で自主トレを視察。目立ちたがりでプライドの塊のような男が、なぜか球団関係者や選手と接触することもなく、5分ほどで立ち去ったのだ。居合わせた取材記者が、こう話す。


「前触れがなかったことから、選手たちはてっきり(モノマネタレントの)じゅんいちダビッドソンだと。その後、本物と分かり、『キター! 本田オーナー誕生かよ』と盛り上がっていました。球団スタッフは、本田氏が千葉ロッテの球団買収を目指す前澤友作氏と親しい関係にあることから、神経を尖らせていましたけど…」


本田氏はマリンスタジアムから近い千葉市の海浜幕張でサッカー・フットサル・テニスを中心としたスポーツ施設『ZOZOパーク ホンダ フットボール エリア』に投資・運営している。KSK傘下の全国のサッカーユースチーム(18歳以下)コンサルタント事業の本拠地で、同施設の冠スポンサーはもちろんZOZO創業者の前澤氏だ。


両氏は以前から連携して千葉ロッテ買収を計画していると噂され、球団が気色ばむのは当然か。


だが、今回の本田氏のロッテキャンプ視察の狙いは別のところにあると、スポーツ紙のデスクは語る。冒頭に紹介した「NPB二軍専門チーム」応募の下準備だ。


「プロ野球参戦に向けた彼一流のイメージトレーニングではないか。野球場で球音を聞き、戦闘モードのギアをトップに上げるためだろう。彼はライブドア時代の堀江貴文氏や前澤氏とは違って、既存の球団取得には興味がない。〝参加〟という新しい概念に惹かれたようだ。NPBから免除される加盟預かり補償金(30億円)を『KSKホンダ』の球団創立に投じ、いかに利益を出せるか。ベンチャー投資家として、こちらの方が伸びしろが大きいと考えたのだろう」


ところで、新球団『KSKホンダ』はどこに本拠地を構えるのか。本誌が入手した情報によれば、沖縄県。石垣島を訪れたのは、そのためだ。

ウエスタン地区の沖縄に決定か!

現在、プロ野球の二軍構成はイースタン7、ウエスタン5。巨人の山口寿一オーナー(読売新聞グループ本社社長)の肝いりで静岡市を本拠地に応募する13番目の新球団はイースタン加盟がほぼ内定。そうなると、残るもう1枠はウエスタン地区が求められる。

「最有力候補は、プロ野球の本拠地がない四国エリア。しかし、四国4県(愛媛、香川、徳島、高知)にはそれぞれ独立リーグ『四国アイランドリーグplus』の球団があるため、『いずれかの県にNPB参加チームが出れば、リーグの継続は難しい。結果、NPBは回避せざるを得ない』というのが本田氏の見立て。そこで、今年も9チームが春季キャンプを張る沖縄に狙いを絞ったのではないか」(同)


「将来的に16球団」を唱えるソフトバンク・王貞治球団会長が強く推すのも、沖縄県。この地には、将来NPBが参入枠を拡大した場合に加盟することを目標に、2019年に発足した『琉球ブルーオーシャンズ』(本拠地=宜野湾市と浦添市、準本拠地=宮古島市と八重瀬町)がある。しかし、新型コロナウイルスの影響で財政難に陥り、昨年11月から活動休止中。一部では給料未払い訴訟が起きており、NPBも気を揉んでいる。


そこで選手、コーチらの救済、さらに尖閣諸島をめぐる日中問題の解決アピールを掲げて沖縄県をベースに加盟する公算が強いのだ。


その本田氏とビジネス面でつながっているのが、北海道日本ハムの新庄剛志監督。昨季、札幌ドームでの開幕戦セレモニーでは、空飛ぶバイクで宙に舞い、ド派手なデビューを飾ったのも記憶に新しい。


実は、この「空飛ぶバイク」開発に出資したのが本田氏の「KSK」。本田氏は、スタートアップそのものに関心があるため、沖縄の新球団が晴れて一軍参加の暁には「新庄氏にオーナー招請」の情報もあるのだ。


今年1月の12球団監督会議で、新庄監督は「セ・リーグとパ・リーグのシャッフル案」を提案し、本田氏は自身のツイッターですぐさま「賛成」と応じた。さらにサッカーの世界標準である「降格&昇格制度の導入」「お荷物球団の退会」も提言している。


プロ野球とサッカー界の希代の〝個性派スター〟がタッグを組み、球界が今後どのように姿を変えるか。若手起業家トリオの前澤氏、藤田氏、堀江氏も本田氏の球界参戦を応援しており、興味は尽きない。