2月5日、国際スケート連盟がフィギュアスケートの年度表彰式「ISUスケーティング・アワード」の受賞者を発表。ところが、大賞に選ばれたのは、ソチ、平昌五輪の2大会連続金メダリスト、羽生結弦氏ではなかった。そのため、「人気も落日か」とする観測が広がっている。
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「競技者としての最後が無冠とは…。フィギュアスケート界における彼の功績は計り知れません。連盟がそれを知らないはずがないのですが」(関係者)
羽生氏は昨年7月にプロ転向を表明したものの「最優秀プログラム賞」と「最優秀衣装賞」部門で最終候補まで残っていた。これまでの功績も踏まえ、海外メディアを含めた大方の予想は、「羽生の2部門受賞」だったのだ。
「プログラムはアイスダンスのフランスチームが、衣装部門はアメリカのペアが選ばれました。羽生が2部門で最終候補に残っていたのは、ともに2021-22年シーズンのショートプログラムで演じた『序奏とロンド・カプリチオーソ』の評価。同じ演技が2つの部門でノミネートされたこと自体、すごいことだったんですが…」(同)
アイスショーのチケットは抽選に
今のところ〝落選〟の報を受けた羽生氏サイドはノーコメントを貫いたまま。「これで晴れてアイスショーに専念できる」と話す関係者もいるが、「プロとして、さらなる箔付けのため、受賞したかったのも事実」との指摘もある。
「羽生は3月に故郷・宮城県でアイスショーを行います。この時期に郷里を選んだのは、2011年の東日本大震災を思ってのこと。被災地を思う気持ちが伝わったのか、ライブ配信料はやや高めながら申し込みが殺到しています。2月26日に東京ドームで開催する単独アイスショーにしても、一番安いチケットが2万3100円ですが、販売開始前に抽選会が行われたほどでした」(女性誌記者)
ちなみに、米スポーツサイト・ESPNによれば、羽生氏の広告収入は「引退するまで15億円前後で推移していた」とのこと。国際スケート連盟にとって、逃した魚は大きい?
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