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広告王はどっち!? サイバーエージェントvs電通~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

『サイバーエージェント』(以下、サイバー)は大手広告代理店を突き放し、ネット広告市場でトップを独走してきた企業。ところが、ここにきて広告業界の雄『電通』が同社の〝王座〟を脅かし始めているという。

「サイバーは『電通』など大手代理店が相手にしてきたナショナル・クライアントを顧客とせず、消費者金融や不動産、人材派遣、健康食品のネット通販、ゲームアプリなどを核クライアントとし、独自のネット広告運用の仕組みをいち早く築いた。この売上高の約半分を占めるネット広告事業の先見性こそが、同社の最大の強みなのです」(ITジャーナリスト)


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広告企業の取り合いに…

『電通』や『博報堂』がテレビと蜜月なのを横目に、サイバーはニッチな市場を開拓していったのだ。

「ただライバル社も黙ってはいません。特に『電通』グループは、この5年ほどでネット広告企業を相次いで買収し、サイバーの勢力を脅かし始めています」(同)

ナショナル・クライアントも近年はデジタル予算を拡大中。その結果、これら企業がどちらと手を結ぶかで、覇権の趨勢が決まることになる。果たして〝令和の広告王〟はどっちだ?

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