(画像)Krakenimages.com/Shutterstock
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村上宗隆が侍ジャパン“リーダー”に!? MLBスカウトも注目の「世界の村神様」誕生か

侍ジャパンが〝リーダー不在〟に!? 来たるワールド・ベースボール・クラシックで4番を託されるヤクルト・村上宗隆に、さらなる重荷が!?


2月3日(現地時間)、エンゼルスのフィル・ネビン監督がMLBネットワークラジオに出演し、大谷翔平のスケジュールについて語っていた。


「日本代表に合流する前に先発登板する」


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エンゼルスは今月25日からオープン戦をスタートさせる。ネビン監督は登板日こそ明かさなかったが、日本時間の同日、侍ジャパンはソフトバンクとの壮行試合を予定している。壮行・強化試合は3月7日までの間、計6試合が組まれている。仮に大谷が25日のオープン戦初戦に投げ、その足で飛行機に飛び乗ったとすると、コンディションなどを考えた場合、壮行・強化試合6戦への出場はほぼ不可能になると考えられる。


「メジャーリーグで戦う鈴木誠也、吉田正尚、L・ヌートバーに関しても、合流の時期がハッキリしません」(球界関係者)


そうなると、強化合宿初日からの合流が可能となった36歳のダルビッシュ有の「負担」が大きくなる。負担とは、チームのまとめ役のこと。年齢的にも「チームリーダー」は適任だが、こんな情報も交錯している。


「昨年11月の強化試合中、栗山英樹監督が各選手に聞いてまわってたんです。チームリーダーは誰がいいかって」(同)

“リーダー不在”で臨む!?

奇しくも、半数以上の選手が同じ回答をしたそうだ。

「リーダー? わざわざ決めなくても…」


そのことを受けて、栗山監督は「リーダー不在」でWBC本番に臨むことも視野に入れ始めたそうだ。


「栗山監督の最終決断は、強化合宿初日のミーティングで明かされるでしょう。もし、『リーダー不在でいく』と決めたのならそれに従うでしょうが、主力選手がスランプに陥ることだってあるはず。その場合、チーム全体が不安に駆られますし、それを一掃できるまとめ役は絶対に必要です」(ベテラン記者)


だが、栗山監督は「リーダー不在」で臨む可能性も高いという。そのとき〝前に出ていける頼れる選手〟がいる。ヤクルトの村上だ。


「昨季の村上は守備に就いているときも声を張り上げ、ベンチに帰っても常にグラウンドのほうを見ていました。味方選手を鼓舞し、いつの間にか、チームリーダーになっていました。球団は山田哲人を主将に任命していたのに」(同)


侍ジャパンでも、同様の現象が起きるかもしれない。


「山田も村上を立てていたというか、自由にさせていました。栗山監督は大谷や鈴木がいても、『4番・村上』の打線をイメージしています。リーダーは決めないと伝えても、自然と村上がその地位に立つのでは?」(前出・球界関係者)


村上がヤクルト同様、侍ジャパンでも声を張り上げれば、チームも活気付くだろう。しかし、それは同時に、米スカウトも喜ばせることにもなりそうだ。

MLBスカウトは村上目当て

「そう遠くない将来、村上もMLBに挑戦するとされています。昨オフに結んだ3年契約の終了を待たずに挑戦する可能性も高まってきそう」(同)

村上は侍ジャパンでは野手最年少となる。しかし、先輩たちの中に入って声を張り上げ、守備位置の指示まで出していた。それがイヤミにならないのは人柄だというが、打撃面でも数字以上に周囲を惹きつけるものがあった。


「昨季は6回以降に挙げた本塁打が34本、打点が80、同点とビハインドの場面で挙げた打点が87もあるんです。つまり、勝敗を決める場面での勝負強さがものすごい。チームリーダーになる素質は十分です」(在京球団スタッフ)


だから、声を張り上げると先輩選手も振り向き、同調してくれるのだろう。


「チームが劣勢のときに打ってくれるのが村上です。昨年11月の強化試合でも4番を任され計4本塁打。栗山監督も頼りにしています。MLBスカウトもWBCの会場入りしますが、お目当ては当然、村上です」(同)


日本人メジャーリーガーの合流遅延で村上への期待は高まるばかりだが、当の本人は「WBCは憧れの舞台」と語り、大会に向けた早めの体づくりに余念がない。


対世界での躍進は喜ばしい限り。しかし、ファンにすればMLB挑戦の前倒しは望ましくないのだが…。