高知競馬では、2月12日に『第10回だるま夕日賞』が開催される。「だるま夕日」とは、宿毛湾で11月初旬から2月中旬にかけてみられる蜃気楼の一種。2013年まで黒船賞の選考競走であった『だるま夕日特別』が重賞に格上げされ、今年が節目となる10年目。1着馬に『黒船賞』(JpnⅢ)への優先出走権が与えられる大切な一戦だ。
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昨年の勝ち馬ダノングッドは、当時10歳という年齢を感じさせぬ末脚で後続を4馬身引き離しての圧勝劇を見せ、さらに黒船賞でも3着と好走。今年1月には11歳初戦となる佐賀競馬での重賞『ゴールドスプリント』をレコード勝ちした。
そのほかスペルマロン(2021年)、ウォーターマーズ(20年)、イッツガナハプン(17年、18年)など、その時代の短距離路線を牽引したトップホースが活躍の足掛かりを掴むレースでもある。
ひと冬に10回ほどしか見られず〝幸運の夕日〟と呼ばれている「だるま夕日」。このレースを勝ち、幸運への足掛かりを掴むのは、どの馬か。大いに注目したい。
前走「東京2歳優駿牝馬」出走組に注目!
さて、浦和競馬では15日、3歳牝馬限定戦『第15回ユングフラウ賞』が開催される。南関東牝馬クラシック一冠目『桜花賞』に向けた大事な一戦。上位3頭に桜花賞への優先出走権が与えられる。桜花賞との結び付きは強く、ここ10年を見ただけでも、ケラススヴィア(2021年2着)、アクアリーブル(20年2着)、トーセンガーネット(19年2着)、スターインパルス(17年4着)、モダンウーマン(16年1着)、シャークファング(14年2着)、イチリュウ(13年2着)の7頭が、ユングフラウ賞をステップに桜花賞を制している。
また、年末に行われる東京2歳優駿牝馬をステップにして臨んでくる馬の活躍が目立ち、最先着馬の過去10年の成績は【3・3・1・3】。ユングフラウ賞1〜3着馬(30頭)のうち16頭が出走していた。
東京2歳優駿牝馬で大敗したスティールルージュ(16着)、エターナルモール(15着)、ノットオーソリティ(5着)が、その後2022年、18年、14年のユングフラウ賞を制しており、右回りの大井から左回りの浦和に代わり、一変する馬がいることも覚えておきたい。
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