相撲のぼり (C)週刊実話Web
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大相撲「十両優勝」朝乃山“幕内復帰”の可能性は?『令和の怪物』との対戦に期待も

〝令和の怪物〟落合が、昭和以降初めてとなるデビュー1場所で十両入りを果たし、大騒ぎの大相撲界。同じように注目を集めているのが先場所、14勝1敗で十両優勝した元大関朝乃山の1場所入幕だ。


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すでに春場所の番付編成会議は1月25日に終了しているが、2月27日の番付発表までは明かされない。このため、現段階では推測するしかないが、幕内から十両に陥落しそうな力士は引退した隠岐の海や、ガイドライン違反で出場停止処分を受けて全休した逸ノ城らを含めて4人いる。となると、十両から幕内に上がる力士も4人だ。


「昇進候補は、西十両筆頭で9勝した武将山を筆頭に5人いる。一番下の5番目に名前を連ねるのが、西十両12枚目の朝乃山です」(相撲ライター)


つまり、朝乃山の入幕は番付編成会議のメンバーである審判委員たちの腹一つ、ということになる。


「昔から番付にまつわる不平不満はつきもの。人気面に重点を置けば、朝乃山を入幕させたほうがいいに決まっている。先場所の取組の再生ランキングでも、上位の幕内力士たちを押しのけて十両の朝乃山の取組が連日トップでしたから。ただ、成績に主眼を置けば、朝乃山の入幕は厳しい。大相撲は興行。営業主体か成績主体か難しい判断です」(同)

食うか食われるかの勝負に!?

たとえ朝乃山が入幕できなくても、好角家の楽しみはある。落合との対戦だ。

「朝乃山は十両に留め置かれても最上位の筆頭か2枚目、落合は十両の最下位辺り。よほど落合が勝ち星を重ねない限りぶつからないが、もし〝元大関〟対〝令和の怪物〟が実現すれば、間違いなくその日のマスコミはトップ扱い。まだ照ノ富士が出場できるかどうか分からないが、横綱も大関も食われるのは必至」(大相撲担当記者)


注目はもう一つ。過去、十両の取組で初めて懸賞がついた伝説の一番がある。1970年秋場所6日目、どちらも学生相撲出身の輪島対長浜(元小結豊山)だ。


「勝ったのは輪島で横綱にまでなった。もし朝乃山と落合がぶつかれば、幕内の取組に限る規定を超越して懸賞が付くかも」(同)


幕の内が食われそうだ。