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「下剋上」ポジションを失った女たち…NHK桑子アナ、近藤春菜、鈴木奈々、小林麻耶…

桑子真帆アナ
桑子真帆アナ (C)週刊実話Web

昨年大みそかに放送された『第71回 NHK紅白歌合戦』で初の紅組司会を務めた女優・二階堂ふみの評価がうなぎ上りだ。総合司会の内村光良と白組司会の大泉洋を相手に堂々たる司会っぷりで、NHKのみならず民放局でも大評判となったのだ。

その一方で評価を下げたのが、内村とともに総合司会を務めたNHKの桑子真帆アナだった。

「出番がほとんどなかったんです。ステージ袖の桑子アナは唇をギュッと噛み、不機嫌そうだった。なんでも事前のリハーサルで台本から台詞を大量にカットされたんです。紅白をすべて見なかった視聴者は、桑子アナが総合司会をしていたことに気が付かなかったかもしれません」(事情通)

今回の紅白は桑子アナの未来をも左右する大事な仕事だった。年内には交際相手である俳優の小澤征悦との入籍を控え、紅白の評価次第ではNHKを退社し、フリーになる腹積もりだったからだ。

しかし…。

「桑子は完全に二階堂に喰われてしまった。フリー転身? あり得ません。紅白の体たらくぶりに、どこからも声は掛からないでしょう」(民放編成マン)

紅白の仕事ぶりを機に、しばらくはNHKで燻ぶるしかなさそうだ。

とにかく安いフワちゃんのギャラ

バラエティー界でも、ある異変が起きていた。かつてテレビで〝その姿を見ない日はない〟と言われたおバカ系女性タレントの鈴木奈々だ。1年前から突如、彗星の如く現れたユーチューバータレントことフワちゃんにそのポジションを完全に奪われてしまったのだ。

「年末年始に鈴木の姿を見たのは数えるくらいです。一時は体を張って何でもやる女性タレントとして、あちこちの番組からお呼びが掛かっていました。しかし、この1年は本当に姿を見なくなりました」(テレビディレクター)

対して、金太郎飴のごとく露出しまくったのがフワちゃんだ。正直、見た目でいえば、鈴木の方に分がありそうだが…。

「話芸です。鈴木は体を張ったリアクション芸が売りなんです。一時は『女・出川哲朗』などと呼ばれていた。しかし、トークとなると途端に萎んでしまう。コロナ禍で大規模なロケができなくなりつつある中、重宝されたのがタメ口芸で大物芸能人に対してもツッコミを入れるフワちゃんの需要が激増した」(バラエティープロデューサー)

さらに、決定打となったのが番組出演料。

「とにかく安いんです。フワちゃんは1本3~6万円で受けてくれる。鈴木と同じ額だったらフワちゃんですよ」(キー局編成マン)

『ハリセンボン』近藤春菜は明らかにリストラ

ギャラという物差しで敗北することになったもう1人が、3月いっぱいで『スッキリ』(日本テレビ系)からの卒業を発表した『ハリセンボン』近藤春菜。

「表向きは春菜から番組降板を申し出たという形になっているが、それを信じるのには無理があります。コロナ禍で芸人の仕事は先細りです。そんなときに定期収入が入ってくる情報番組からの降板はメリットがない。明らかにリストラですよ」(芸能プロ関係者)

日テレは2020年度において、10年連続個人視聴率三冠王を達成しているが、台所事情は火の車。昨年10月に発表された2020年度中間決算はコロナ禍による広告減で、売上高は大幅に落ち込み赤字に転落している。こうした非常事態を受け、局アナを重用するシフトに舵を切ったのだ。

「春菜はその犠牲者。まあ割を食ったと言うべきか…。後釜は岩田絵里奈アナです。水卜麻美アナも『スッキリ』から『ZIP!』に鞍替えするので、岩田アナが2人分を請け負う。岩田アナは入社3年目ながらアイドル的ルックスと色気がある。春菜のギャラは年間7000万円。岩田アナは出演料タダ。選択は当然ですよ」(日テレ関係者)

所属プロダクションから契約解除され、もはやテレビ界に居場所がなくなってしまったのが元祖アイドルアナの小林麻耶だ。

昨年、レギュラー出演していた情報番組『グッとラック!』(TBS系)を降板した直後から、まるで別人のように変貌してしまった。

市川海老蔵一家からも距離を置かれる小林麻耶

「降板理由にもなった番組スタッフと揉めていたのは、麻耶ではなく〝宇宙ヨガ整体師〟を名乗る夫の國光吟氏です。毎回、ロケやスタジオに来ては口を挟むんです。例えば、ロケの場所については方向が悪いとか、楽屋の場所を変えるよう無理難題を言い出したり…。自分の要求が認められないことをTBSからのイジメと称し、麻耶を通じて告白させたんです。悲しいことに麻耶は國光氏の言いなりです」(芸能記者)

さらに、小林の常軌を逸した行動にサジを投げたのが、所属事務所の会長を務めている元TBSアナの生島ヒロシだった。

「生島は引き取り手のなかった麻耶を同じTBS繋がりで所属させたんです。その生島でさえも万歳してしまった」(前出・芸能プロ関係者)

同じく小林と距離を置くことになったのが、小林の妹で2017年に34歳の若さでこの世を去った麻央さんの家族。そう、市川海老蔵一家だ。

「海老蔵は2人の子供たちが影響を受けないように、距離を置くことにしたそうです。1月9日に『市川海老蔵に、ござりまする2021』(日テレ系)でも、トラブルがあった。スタッフが取材中に勸玄君と麗禾ちゃんに『会いたい人は?』と尋ねると、麻耶の名前を即座に出した。当然、カットになりました。かわいそうでしたね。2人にとってはどんな事情があろうが、麻耶は叔母で、一時期、母親代わりだった大切な人ですからね」(番組関係者)

コロナ禍でも人間模様は変わりゆく。

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