徳永ゆうき(C)週刊実話
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『令和の“応演歌”』徳永ゆうき~サビ10曲「鬼レンチャン」で見事達成100万円獲得!(前編)

――今年1月8日放送のバラエティー番組『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)では、サビを一音も外さずに、10曲歌い切る「鬼レンチャン」にチャレンジし見事達成、賞金100万円を獲得しました。おめでとうございます!


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徳永 ありがとうございます! 番組の反響が大きく、各方面から祝福のメールをいただいています。しばらくは携帯電話が鳴り止みませんでしたね。過去7回、番組に出演しているのですが、最高記録が〝4レンチャン〟でした。自己記録を更新できればと、カラオケボックスなどで練習して臨みました。


賞金の100万円をまだ何に使うかは決めていないのですが、幼い頃から鉄道が大好きなので、鉄道の廃品、たとえば『行先表示器』などが欲しいですね。ただ、すぐに飽きてしまうかもしれないので、まだ使い道については考えているところです。


――鉄道好きの方でも、乗り鉄などいろんな趣味があると思うのですが、徳永さんは何が専門ですか?


徳永 僕は〝撮り鉄〟(鉄道を主題とした写真の撮影)ですね。小学生の頃は使い捨てカメラを使っていましたが、技術がなくピントが外れた写真ばかりでした。中学からはコンパクトデジタルカメラ、高校から一眼レフで撮影しています。また、幼い頃は父に懇願し大阪駅に連れて行ってもらったり、自宅の近くを流れる淀川を渡る列車を休日に見に行っていました。


――鉄道が好きな中で、演歌に出会ったのはいつ頃ですか?


徳永 両親が昭和歌謡や演歌が好きで、その影響もあり、僕も小学校3年くらいからよく口ずさんでいたんです。初めて歌ったのは、千昌夫さんの『北国の春』です。鉄道はずっと好きなのですが、中学生のとき、祖父にカラオケ喫茶に連れて行かれました。

『NHKのど自慢』がきっかけで

その店は家族が常連で、僕も通うようになったんです。カラオケが家族の共通の趣味なんです。カラオケ喫茶では年配の常連さんから、いろんな曲を教えていただいたりしていましたね。カラオケ喫茶主催の発表会にもゲストとして出演させてもらっていました。

高校のとき、常連さんや地元の同級生らから『NHKのど自慢』に出場しないかと誘われたんです。でも、当時の僕は鉄道会社に就職したい気持ちの方が強かったんですよ。それでも、のど自慢に応募すると予選を通過したんです。


――『NHKのど自慢』出場がキッカケでスカウトされたとのことですが、大好きな鉄道の道に進むか悩んだのですか?


徳永 迷いましたね。でも、のど自慢のステージに立ったことで歌手になりたいという気持ちが強くなったんです。


初めて生バンドで歌う気持ちよさ、2000人のお客さんからの割れんばかりの拍手。また、帰り道には観覧に来ていた方々が「感動した」、「頑張れや」と声を掛けてくださったことに感動したんです。歌で人様の感動を呼びたい気持ちが心の中で芽生えました。そこにレコード会社から声を掛けていただいた。


スカウトされるのは縁や運も必要で、そうそうあることではないと思ったんです。せっかくだから挑戦してみよう。そうして歌の道に進むことを決心しました。


(以下、後編へ続く)
とくなが・ゆうき 1995年2月20日生まれ。大阪市此花区出身。『NHKのど自慢チャンピオン大会2012』でグランドチャンピオン受賞。2013年『さよならは涙に』でデビュー。2月1日デビュー10周年記念アルバム『徳永がくる』を発売。バラエティー番組や鉄道番組、ドラマにも多数出演中。