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JRA重賞『東京新聞杯』(GⅢ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話

私にとって東京新聞杯は、昨年◎イルーシヴパンサーで当てた縁起のいいレース。今年もしっかり当てるぞ!

イチ推しナミュールで勝負。昨春のチューリップ賞以来勝利が遠くあと一歩勝ち切れていませんが、皆さんご存じの通り、能力の高さは疑いようがありません。

特に、〝この馬強いな~〟と思ったのが、デビュー2戦目の赤松賞です。発馬のタイミングが合わず道中は中団。直線半ばでエンジンが掛かると、並ぶ間もなく前の馬をかわし去って楽々と差し切り勝ち。当時、運よく競馬場にいて近くで快勝を見ることができたのですが、その勝ちっぷりに至るところから感嘆の声が。負けた陣営も勝ち馬を褒めるほどでした。それも、3着馬は桜花賞、オークスを連勝したスターズオンアースですから、相手も強い中での完勝だったんです。

お気づきでしょうか。今回の東京新聞杯は、赤松賞と同じ〝東京マイル〟が舞台なんです。前走エリザベス女王杯では、3回ぶつけられる不利がありながらも5着、秋華賞(2着)、オークス(3着)ともちろん中長距離でも上位に食い込んでいますが、これは地力の高さゆえ。私は赤松賞のレースぶりから、この条件がぴったりだと思っています。

左回りの1600メートル戦は好条件!

鍵となる〝距離〟について横山武騎手に聞いてみると「1600メートルはいいと思いますよ」と第一声。「昨年はオークス、秋華賞、エリ女で頑張ってくれたように、距離は持つ馬ですが適性は手探り。いい条件だと思います」と好感触を伝えてくれました。加えて「秋華賞はまだ体がしっかりしていなくてトモが流れているところがありました。左回りでも流れるところはあるのですが、オークスの走りを見ても左回りのほうがきれいに走れているなという感触がありますし、現状は左回りのほうがいいかもしれません」とも。うんうん、私もそう思います! 鞍上と見解が一致し、ルンルン気分でトレセンを後にしたのでした。単複と馬連はインダストリア、ウインカーネリアン、エアロロノア、ジャスティンカフェ、タイムトゥヘヴン、ピンハイ、プレサージュリフトへ。

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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