移籍・独立金が10億円ともささやかれている演歌界のスター、氷川きよし。現在歌手活動休養中の氷川だが、所属事務所との金銭問題が移籍・独立の障害になっている疑惑が浮上した。
「自宅に設定された抵当権約3億5000万円を債権者の所属事務所に返済しなければならない。移籍・独立は簡単な問題ではない」(元事務所関係者)
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氷川は昨年大みそかの『第73回NHK紅白歌合戦』出演をもって、芸能活動を休止し、長期休養に入った。
「〝氷川育ての親〟である『長良プロダクション』の長良じゅん会長が、2012年5月にハワイで不慮の事故死。その前に社長の座に就いていた長男のY社長と氷川は折り合いが悪く、いずれ事務所から移籍、もしくは独立すると噂されていたんです。約3年前、氷川のイメチェンをY社長が反対したことで、2人の関係はさらにこじれた」(芸能関係者)
昨年10月、『週刊文春』は幹部社員の金の使い込みを疑ったY社長が暴力沙汰に及んだことを報じた。氷川の独立も現実味を帯び始め、水面下では氷川争奪戦が展開され、エイベックスが獲得に動いているという情報も流れた。
「氷川は外部の芸能関係者とほとんど交流がない。エイベックスにしても、ほかのプロダクションにしても、氷川にどう接触していいのか手をこまねいている状態です」(音楽ライター)
金額よりも本人が納得するか…
氷川が一番信頼を置いているのは、信仰する創価学会の関係者だとされる。
「学会関係者の中には優秀な人材が何人もいる。昨年10月末にジャニーズ事務所副社長を退任した滝沢秀明氏もその1人。ズバ抜けた才能を持つタッキーのプロデュースで、再スタートを切る可能性もある」(同)
ここでネックになってくるのが、前述した約3億5000万円の抵当権だ。
「長良会長が亡くなる前、氷川は東京の高級住宅地に家を買った。長良会長は、それまでの慰労金として氷川に約3億円を貸した。それが氷川の自宅の大方の抵当権に相当する。氷川には根強いファンがおり、CDやコンサートの売り上げは保証されたようなもの。といっても、長良会長は氷川に貸した金を返してもらうつもりはありませんでした。当時も氷川は年間10億円くらい稼いでましたからね。長良会長が3億円を貸したのは、移籍・独立に対する防御策の意味合いが強かった」(前出・芸能関係者)
滝沢氏にしろほかの事務所にしろ、10億円は簡単に用意できる金額ではない。
「氷川を狙っているプロダクションの中には、3億5000万円を立て替えられる事務所は数社ありますが、感受性の強い氷川が首を縦に振るかは分かりませんよ」(前出・音楽ライター)
10億円限界突破できるか。
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