(画像)Motortion Films/Shutterstock
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関東地方で相次ぐ強盗傷害事件…背後に「闇サイト」で繋がった複数の実行犯グループか

今年に入ってから関東圏で立て続けに発生した8件の連続強盗事件は、同一犯罪グループの犯行であることを視野に入れ捜査が進められている。


「犯行手口が似ているからです。まず、被害者が在宅中に数人で押し入り暴行を加える。そして、手足を粘着テープなどで縛り身動きできないようにしたうえで、現金や貴金属を強奪するという凶暴なやり口です」(全国紙警視庁詰め記者)


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とりわけ、1月19日に東京都狛江市で起きた強盗殺人事件は凄惨だった。事件現場に住んでいた被害者の大塩衣与さん(90)は、両手を縛られ全身にあざがあり激しく暴行されていた。死因は多発外傷だった。


「大塩さん宅からは複数人の指紋や足跡が検出されている。犯人らが自宅内を執拗に物色した形跡もある。強盗目的以外の何ものでもない。ほとんど抵抗できそうもない90歳の高齢女性に暴行を加えるなんて、非道すぎますね」(同)

共通するスマホに残ったメッセージ

狛江の強盗殺人事件をめぐっては、1月12日に千葉・大網白里市で起きた強盗致傷事件で、翌13日に千葉県警に逮捕された自衛官の男(23)のスマホから、大塩さん宅に関する記録が出てきたという。千葉県警から連絡を受けた警視庁の捜査員が大塩さん宅を訪れ、遺体を発見した。

「昨年末、東京・中野区の不動産業の男性宅に数人が押し入り現金が奪われた事件で、1月21日に強盗致傷容疑で警視庁に逮捕された男(21)が持っていたスマホにも、大塩さん宅の強盗に関するメッセージが残っていた」(事件ライター)


関東での連続強盗事件は、SNS上の「闇サイト」を通じて形成された広域犯罪グループの可能性が指摘されている。いわゆる〝オレオレ詐欺〟などの特殊詐欺同様、芋づる式の摘発を逃れるため実行犯らに面識はなく、指示役の言う通りに犯行に及んだとみられる。


「中野の強盗致傷事件で逮捕された男の1人も〝面識はなく強盗目的で集まった〟と供述している。当局は背後に大掛かりな犯罪組織があるとみています」(同)


日本の犯罪も、凶悪化する一方だ。