「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

新世代に向けたマーケティング戦略~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

近年、「α世代」が注目を集め始めている。α世代とはZ世代(1990年代半ば〜2000年代生まれ)に続く、10年以降生まれを指す。世界的な人口増加とともに2025年には約20億人に達し、最大の人口比率を占めると見られているため話題を呼んでいるのだ。


【関連】「無印良品」の地域密着マルシェ~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏 ほか「とはいえ、少子高齢化が進む日本では、2030年になってもα世代が人口に占める率は11%ほど。日本企業が生き残るにはグローバル市場に進出しなければならず、その意味でもこの世代が注目されているのです」(経済ライター)

狙うは消費当事者の親世代

α世代はZ世代と同じくデジタルネイティブで、SNSや動画を介して常にさまざまな情報に触れている。そのため楽しむだけでなく特別感を感じたり、コミュニケーションツールとなり得るコンテンツを求める傾向が強いという。

「ただ、同世代はまだ消費当事者ではないため、まずは親世代(ミレニアル世代=1980〜95年生まれ)の心をつかむ商品を考案する必要があるのです」(同)


ちなみに、この親世代も物質の豊かさよりも周囲とシェアできる体験に金を使う傾向が強い。つまり、次世代には斬新な体験型サービスが求められているのだ。