三遊亭圓楽さん (C)週刊実話Web
三遊亭圓楽さん (C)週刊実話Web

『笑点』円楽さんの後任が2月に決定も…木久扇の降板濃厚でもう一枠!?

昨年9月30日に肺がんで死去した三遊亭円楽さんがレギュラーを務めていたお笑い番組『笑点』(日本テレビ系)大喜利メンバーの後釜選びが混迷している。


元日に放送された『笑点 お正月だよ!大喜利まつり』で司会の春風亭昇太が「新メンバーは2月から登場します」と語っただけ。名前を明かさなかったのは、生前に円楽さんが後継指名しており、新メンバー選びが難航していたからだ。


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「円楽さんの死後、大喜利の後継候補は何人も浮上しました。司会の昇太が〝2月から新メンバーが登場〟と断言しているため、それまでには決まるとは思います。日テレは視聴率優先か、それとも円楽さんへ義理立てするのか見ものです」(演芸ライター)


そもそも、最初に〝ポスト円楽〟として本命視されたのは〝最も独演会のチケットが取れない〟とされる春風亭一之輔、昨年3月に真打ちに昇進した女性落語家の蝶花楼桃花、若手落語家ユニット『成金』出身の柳亭小痴楽と春風亭昇々、そして立川流の立川晴の輔の5人だった。


「一之輔の人気・実力は申し分ない。蝶花楼桃花は、女性落語家の中でもアイドル落語家と呼ばれ、注目度は群を抜いている。小痴楽は、父親が五代目柳亭痴楽というサラブレッド。昇々は『笑点』の大喜利司会者・春風亭昇太の愛弟子。立川流創始者の立川談志さんは『笑点』の初代司会者降板後、番組を批判し続けた。長らく立川流から選ばれることはなかったんですが、立川流大幹部の立川志らくが『笑点』にゲスト出演したことで雪解けムード。その志らくより先に療養中の円楽さんの代演として『笑点』大喜利に登場したのが、立川晴の輔なんです」(お笑い番組ディレクター)

それでも揺れる後任決定…

ここに林家木久扇の去就も複雑に絡んでくる。木久扇は、過去2回のがんを克服。一昨年は自宅で転倒して左大腿骨を骨折。その影響で5分程度しか正座できないため、椅子に座って番組に出演しており、常に降板説が流れているのだ。

「木久扇は、85歳と高齢。視聴者から『痛々しい』という声が寄せられていた。木久扇が降板するとなると、2枠になる。だから一昨年12月に落語家としての器量が問題視された林家三平の返り咲きまで急浮上したんです。肺がんを患った円楽さんは、笑点に復帰できないと覚悟を決めていたんでしょう。親しい日テレ関係者に自分の後継者として、五代目圓楽一門会の三遊亭兼好と三遊亭萬橘の2人を推していた。笑点のレギュラーになれば、圓楽一門会は安泰。円楽さんは、一門のことを常に考えてましたからね。日テレも円楽さんの意思は無視できないと思いますよ」(演芸ライター)


2月が〝笑点〟だ。