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JRA重賞『アメリカJCC』(GⅡ)「週刊実話」競馬班 超本気データ攻略

(C)JRA
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昨年は3、11、4番人気という結果で3連単72万馬券。それも含めて、過去10年で10万円以上が4回飛び出している一方で、3万円台以下が6回。荒れるか堅いか、そんなレースだ。厳寒期で少頭数になることも多いが、11頭立てだった19年でも7番人気のシャケトラが勝ち3連単12万馬券と高配当は出ている。今年も頭数は多くないだろうが、混戦模様のメンバー構成でもあり、波乱の可能性は十分(以下のデータは、特に断りのない限り過去10年の集計)

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《実績》
想定メンバーの中で、GⅠ勝ちがあるのはオークス馬ユーバーレーベンのみ。アリストテレスは、菊花賞でコントレイルを慌てさせるクビ差の2着。21年のこのレースの覇者でもある。ただ、GⅠ好走歴のある2頭とも、強豪相手のレースが多かったとはいえ、近走はイマイチ。メンバー弱化でどこまでやれるか。他では、バビットがセントライト記念とラジオNIKKEI賞、ガイアフォースもセントライト記念を制しており、今回と同じ中山芝2200メートルで重賞勝ちがあるのは評価したいところ。さらに、エヒトが七夕賞、ノースブリッジがエプソムC、シャムロックヒルがマーメイドSを勝っている。

《馬齢・性別》
年齢別では【2・4・3・14】で、連対率26・1%、複勝率39・1%の4歳馬が一歩リード。中でも関西所属の4歳馬は【2・1・01】と好成績を残している。ガイアフォースにとっては有利なデータだ。なお、牝馬は6頭が出走し、馬券圏内ゼロ(18年5着のトーセンビクトリーが最高着順)。ユーバーレーベンやシャムロックヒルにとっては逆風と言える。

《血統》
種牡馬別に見ると、質・量とも抜けているのはディープインパクト産駒で、このレースでは【2・3・0・8】。想定馬の中では、ブラックマジックが該当。さらに中山芝2200メートルの全体集計(13〜22年)では、ルーラーシップ産駒が【9・10・5・43】で複勝率35・8%(想定馬の中ではエヒト)、ゴールドシップ産駒が【3・10・5・38】で複勝率32・1%(同ユーバーレーベン)といった各馬が好相性。

《臨戦過程》
前走が芝の重賞だった馬は【9・9・8・76】で連対率17・6%、複勝率25・5%、それ以外のパターンは【1・1・2・37】で連対率4.9%、複勝率9.8%と、大きな開きがある。特に前走重賞組は、その前走が二桁着順だった馬でも【2・3・2・24】と好走するケースも少なくない。ローテーション別では、中4〜8週の馬が【5・3・7・42】で連対率14・0%、複勝率36・3%、半年以内の休養明けの馬が【2・6・1・24】で連対率24・2%、複勝率27・3%。ゆったりとした間隔の馬が好成績を残している。ちなみに有馬記念からの臨戦も含めて中3週のローテでは【1・0・0・13】。アリストテレス(前走有馬記念14着)にとってはマイナスなデータだ。

◎と〇の2頭軸の3連単マルチで勝負!

◎はガイアフォース。前走の菊花賞(8着)は距離が長かった。2200メートルなら前走のようなことはないはず。ルメール騎手を確保し本気度も伝わってくる。○はノースブリッジ。昨秋はGⅠ級との対戦で⑤⑪着に終わったが、今回のメンバーなら巻き返しがある。低迷気味の▲バビットだが、2走前のオールカマーは4着とコース適性の高さを見せた。マイペースなら。実績と血統的な魅力があるユーバーレーベンとエヒト、ディープインパクト産駒ブラックマジックの3頭を△で。馬券は◎と○を2頭軸に据え、残りの印各馬を相手にした3連単マルチで勝負!

《結論》
◎ガイアフォース
○ノースブリッジ
▲バビット
△ユーバーレーベン
△エヒト
△ブラックマジック

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