 
                       『令和の“応演歌”』工藤あやの~高校卒業後にすぐ上京したものの…(前編)
――2014年、弱冠19歳で『さくらんぼ 恋しんぼ』でデビューしました。やはり、幼い頃から歌手を目指していたんですか?
工藤あやの(以下、同) 民謡を習い歌手を目指していた母に、幼稚園の頃から民謡会に連れて行ってもらっていました。私は習っていなかったのですが、帰り道に民謡を歌っていたそうです。せっかく民謡を歌えるならと、民謡会の先生に勧められ、民謡の全国大会少年少女の部に出場すると最優秀賞をいただきました。子供は褒められたり、優勝賞品を貰えるのが嬉しいじゃないですか。当時は民謡を頑張っていましたね。
【関連】『令和の“応演歌”』山川豊~歌以外の世界を見て励まされた(前編) ほか
高校1年のとき、後に師匠となる弦哲也「北区(きた)の演歌座2010」新人歌手発掘オーディションの広告が、故郷の山形の新聞に出ていたんです。学校から帰宅すると「お前の得意な曲をテープに入れてけろ」と母から勧められました。当時の私は反抗期で家庭内でも上手くいかず、学校ではイジメに遭い、民謡のレッスンもよくサボっていました。どうせ応募しても落ちるだろうと思っていたんです。
でも、どうせ挑戦するならと今井美樹さんの『PIECE OF MY WISH』を吹き込みました。ある日の深夜テレビ番組で聴いてから私の生きる希望となった楽曲でした。初めて聴いたその日から自宅のカラオケボックスで歌っていました。演歌のオーディションに演歌ではない曲で応募したにもかかわらず、なんと予選を通過し本選へ。
師匠に内緒で上京したのがバレて…
本選には5人、その中で高校生は私1人。緊張感にのまれながらも城之内早苗さんの『あじさい橋』を歌い、大賞を受賞したんです。大賞をいただいたときは大号泣でしたね。それというのも、母は歌手になりたかったんですが、家業の惣菜屋を継ぐか、歌手になるかを迫られ、夢を諦めた過去があるんです。ずっと自分に娘ができたら、芸能界デビューさせたいという想いを聞かされていたんです。その後、高校は卒業しましょうということになり、1〜2カ月に一度、上京しレッスンを受ける程度だったので、まだ弦先生とは師匠と弟子という実感が湧かなかったですね。当時は、すごく不真面目で課題曲を出されても、行きの新幹線で練習し、あたかも一生懸命練習してきたフリをしていたんです。よく怒られていました(笑)。
高校ではハンドボール部に所属し、演歌ではなくポップスの歌手やアナウンサー、ウグイス嬢など、声を使った仕事に就きたいと考え始めました。一度、大手レコード会社のオーディションを受けたのですが、不合格でやはり私は演歌なのかなと。
また、NHKのど自慢 山形県天童大会でチャンピオン(2011年)になったのですが、どこのレコード会社からも声が掛かりませんでしたね。高校の進路相談では担任に「芸能人になった人の資料がありませんが、工藤さんならできると思います」と言われ、卒業後すぐに弦先生には内緒のまま上京。居酒屋でバイトをし、東京の生活を楽しむ毎日でした。
ところがある日、弦先生から実家に電話があり、東京にいることを知ると普段は温和な弦先生にお叱りを受け、先生の事務所で電話番とお茶出しなどをする日々が始まったんです。楽しかったなあ。(以下、後編へ続く)
くどう・あやの 1994年5月7日生まれ。山形県山形市出身。2014年1月『さくらんぼ 恋しんぼ』でデビュー。今年1月18日、8枚目シングル『洗ひ髪』をリリース。「昭和の忘れ物」と称される声の持ち主。
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