1月も半ばを過ぎ、地方競馬はクラシック戦線をにらんだ戦いが一気に過熱していく。名古屋競馬では3歳重賞『第25回新春ペガサスカップ』(SPⅠ)が、1月17日、開催される。
その高い格付けが証明しているように、今年の三冠路線、そしてのちに名古屋競馬をけん引するであろうスターホース候補の登竜門だ。歴代優勝馬には、東海ダービーをはじめ数々の3歳重賞のタイトルを手に入れたウォータープライド(2013年)、平地重賞における日本最多勝記録を持つカツゲキキトキト(16年)、デビュー10連勝を成し遂げ多くの重賞タイトルを持つサムライドライブ(18年)など、その時代の名古屋競馬を代表するトップホースの名が並ぶ。
昨年、東海三冠を成し遂げたタニノタビトは、当レースで10番人気の5着と目立たなかったが、そこから著しい成長を見せ史上5頭目となる栄誉を手に入れた。人気馬の好走が目立つ当レースだが、伏兵の中にも素質馬が潜んでいることを頭の片隅に置いておきたい。
船橋競馬ナンバーワン騎手決定戦!
さて船橋競馬では、歴史ある短距離重賞『第67回船橋記念』(SⅢ・1000メートル)が18日、開催される。過去10年の1番人気の成績は【5・2・1・2】と人気馬がきっちり勝つイメージの強いレースだが、近年活躍が目立つのが船橋1000㍍の特別戦『カムイユカラスプリント』出走馬。21年キモンルビー、19年キャンドルグラス、17・18年連覇のアピアは、同レース1着をステップに船橋記念を優勝しており、今年も出走馬には注目したい。
また、同日の最終12レースでは『船橋ジョッキーズフェスティバル』の決勝ラウンドが行われる。
このシリーズは、船橋競馬所属騎手で行われる年間王者決定戦。今年度の第1回から第8回開催までのトライアルラウンドを勝ち上がってきた13名が、船橋競馬ナンバーワン騎手の座をかけて熱い火花を散らす。
昨年の決勝ラウンド第1戦終了時点(12月21日)では、1位・本橋孝太、2位・川島正太郎、3位・石崎駿が僅差で並び、優勝候補はほぼこの3人に絞られた。栄えあるタイトルを手にするのは誰か。最後まで目が離せない。
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