スポーツ

【球界激震スクープ】千葉ロッテ“本拠地移転”でドーム化へ!? 日米“大富豪”が資金投入か

千葉マリンスタジアム
千葉マリンスタジアム (C)週刊実話Web

千葉ロッテマリーンズの本拠地、「ZOZOマリンスタジアム」の建て替え、移転を、所有する千葉市が計画していることが発覚した。しかも新球場予定地として浮上したのが、市内稲毛区に建設中の「前澤御殿」付近。地元財界も完全バックアップ!

新年早々の地元メディアのすっぱ抜きに、ロッテ球団はすぐさま反応。5日の年頭あいさつで高坂俊介球団社長が事実を認め、「千葉市から指定管理者の球団に対し、今後のスタジアムの在り方について具体的な相談が来ている。連携して協議を進めていく」と説明。今年4月から市、県と球団で基本計画の策定に着手する方針を明らかにした。

「昨シーズン、佐々木朗希が日本プロ野球史上最年少で完全試合を達成したことで、地元財界などから球場の改修および建て替えプランが持ち上がりました。調査を続ける中で、老朽化を早めた原因が潮風にあることが判明。現状では、交通アクセスのいい市内の別の場所に本拠地を移転して建てる案が強まっています」(全国紙の市政担当記者)

千葉市美浜区の幕張海浜公園内にあるマリンスタジアムは、千葉市が所有する施設だ。市が改修費用を試算したところ、約80億円かかることが判明。そこで広島市が前の広島市民球場を引き継いで新築したマツダスタジアムを参考に、移転建設プランが浮上したのだ。

故郷応援する前澤氏に期待!?

千葉県の熊谷俊人知事は、現球場に近く、3月18日開業予定のJR京葉線・幕張豊砂駅そばの幕張メッセ駐車場用地を候補に挙げているというが、政令指定都市の千葉市は市中心部への移転を検討しているようだ。

「降って湧いた今回のマリーンズの新球場建設には、市側の〝ある狙い〟が秘められている」と話すのは、千葉市の財界幹部。

「厳しい経営状況が続いている千葉都市モノレールの立て直しです。駅の近くに球場を建設することで利用者を増やし、周辺一体の賑わいを創出する。アフターコロナの切り札にしたい思惑があるのです」(同)

この計画で〝いっちょかみ〟が噂されるのが、千葉県出身で総資産2200億円ともいわれるZOZO創業者の前澤友作氏だ。2018年に千葉ロッテ買収にチャレンジしたものの、球団本社の強い反発で撤退を余儀なくされた。その際「いったん断念するが、故郷の球団マリーンズを応援する気持ちは変わらない」と語り、再挑戦に含みを持たせた。今回のスタジアム改修、移転建て替えはまさしく千載一遇の好機。

千葉市がモデルとするマツダスタジアム建設費は約110億円。今春から日本ハムが本拠地とする開閉式の屋根を持つ「エスコンフィールド北海道」は約600億円。一方、千葉市の予算は約80億円。ファンが期待するドーム球場は望めない。そこで「前澤待望論」が起きているのだ。

「地元で〝前澤御殿〟と呼ばれている建設中の前澤邸は、千葉モノレール沿線に近い千葉市稲毛区にある。土地を市県から借り受け、前澤氏のファンドを使えば、屋根開閉式のドーム球場ばかりか、日ハムや横浜スタジアムに負けないボールパークだって建設可能。さらに、球場オーナーになれば、ロッテとの共同経営や球団買収の道も開けてくる。前澤御殿近くへの球場移転は行政、球団、ファン、前澤氏、それぞれの思惑が合致する」(スポーツ紙デスク)

大富豪イーロン・マスクの投資に期待!

また前澤氏は最近、世界一の大富豪との関係を急激に活発化させている。ツイッター社を買収し、昨年末にCEO退任を表明したイーロン・マスク氏だ。

「彼が創業した宇宙開発企業のロケットを使った月周回プロジェクトばかりでなく、2人はオンラインでひんぱんにやりとりしています。マスク氏は過大評価したツイッター社の買収で、保有資産が1年前より55%減少して1465億ドルに。ただ、そこは天才経営者。マーケティングに長けた前澤氏と連携し、日本での事業拡大で巻き返しを図っているのです」(前澤氏の知人経営者)

昨年来、ロシアのウクライナ侵攻で話題になった持ち運び可能な専用の地上アンテナを使った衛星インターネットサービス「スターリンク」や、電気自動車「ステラ」の日本での販売強化を狙う。特に山間部などでも高速ネット回線を利用出来るスターリンクの需要は急速に高まっている。

「ツイッター社の経営でマスク氏が実感したのが、日本のユーザーの多さです。アメリカが7690万人で、日本は5895万人の2位。人口に占める割合では日本が47%で世界一の水準。このデータに加え、前澤氏とやりとりする中で(日本での成功は)プロ野球への投資がより効果的という結論に。今回の球場プロジェクトは民間のコンサルト会社が調査して立ち上げたものだが、多分に彼らの投資を視野に入れているのです」(経営アナリスト)

球場移転を含めた計画の結論は2年以内をめどにまとめる方向だが、すでにロッテは新スタジアムへ向けた準備を進めている。それが、広島コーチ時代に金本知憲や新井貴浩、巨人でも高橋由伸、阿部慎之助らを育てた名伯楽、内田順三氏の臨時打撃コーチ就任だ。

マリン移転後、日本人選手のシーズン本塁打は初芝清の25本が最高。海風に遮られ、長距離砲が育たなかった。これでは佐々木が奮闘しても最多勝は難しい。前澤氏、マスク氏のスタジアム建設資金を呼び込むには、佐々木の活躍こそが絶対。千葉から目を離すな!

あわせて読みたい