ジャニーズ事務所が17年ぶりに「成人式」を開催し、話題になっている。
1月10日に東京・赤坂の氷川神社で成人祈願を行なったのは、なにわ男子の道枝駿佑(20)や長尾謙杜(20)ら所属タレント11人。同事務所では、2006年以降「成人式」を〝休止〟していたが、Sexy Zone・菊池風磨(27)の発案で復活したという。
「言い出しっぺの菊池や、ジャニーズアイランドの社長に就任した井ノ原快彦、国分太一も立会人として駆けつけていました。昨年の滝沢秀明元副社長の退社や、King & Princeの人気メンバーの脱退発表など、激震続きだった同社にとっては久しぶりに明るいニュースになりました。しかし、これには〝裏〟があるんです」(芸能記者)
5年間で9000万円のお年玉
昨年末、ジャニーズ事務所や関連会社2社が「経費」として計上した所属タレントへの「お年玉」について、東京国税局が、藤島ジュリー景子社長の「個人的支出」に当たるとして、事務所側に所得税の源泉徴収漏れを指摘。約4000万円を追徴課税された。
指摘を受けたのは、同事務所と、関連グッズの製造販売を行う「エム・シィオー」、著作権管理などを担う「ジャニーズ出版」の3社。毎年、所属タレントに多くて数十万円のお年玉を年始に渡しており、18年から22年までの5年間の総額は約9000万円にのぼっていたという。
「それぞれ〝交際費〟として税務申告していたようだが、社長が個人的に渡すお年玉は交際費と認められず、3社からジュリー氏への賞与にあたると判断されたんです」(同・記者)
さらに、コンサートの企画などを手がける関連会社「ヤング・コミュニケーション」が、コロナ禍で公演を中止したり延期した際に申請できる「コンテンツグローバル需要創出促進事業費補助金」を受給していたが、こちらも問題点を指摘されていた。
「このうち約55億円について、本来21年6月期に計上するべきところ、翌期に計上。ただし、意図的な所得隠しではないと判断され、過少申告加算税など約19億円を課されたようです。退所者が相次ぎ、〝帝国崩壊〟と報じられる中、ずさんな経理の実態まで白日の下にさらされ、ジャニーズにとっては踏んだり蹴ったり。少しでも明るいニュースを提供しようと、成人式を復活させたという見方もあるほどです」(同・記者)
滝沢氏の退社以降、ジュリー社長の〝ひいき問題〟なども報じられていたが、その筆頭格である嵐・松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』が8日からスタート。初回の平均世帯視聴率が15・4%(関東地区)だったことが、ビデオリサーチの調べで分かった。
「前作の大河『鎌倉殿の13人』の初回17.3%から1.9ポイントダウン。これは、記録が残る63年以降、過去2番目に低い数字でした。ジュリー社長のお気に入り、いわゆる〝ジュキニ〟の松潤まで大河でコケたら大問題。ジャニーズ事務所にとっては存続の危機にまで発展しかねない。2回目以降、視聴率が上向いてくれと事務所関係者全員が祈る思いでしょう」(同・記者)
どうするジャニーズ。
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