社会

いいのか!? 菅義偉内閣支持“いまだ40%”の衝撃の理由とは?

菅義偉
(画像)vasilis asvestas / Shutterstock.com

菅義偉首相に逆風が吹き荒れている。1月16日に『毎日新聞』が行った世論調査では支持が33%で、2020年12月12日に行った前回調査の40%から7ポイント下落し、不支持が57%(前回49%)と、不支持が支持を上回る結果になった。

次いで『読売新聞』が15~17日に実施した全国世論調査では、支持が39%、不支持は49%と、同社でも不支持が支持を上回った。ANNでも同様に不支持が支持を上回っており、そんな逆風の中、通常国会が18日に開幕した。

この結果に〝あぜん〟としたのが、京都大学大学院の藤井聡教授だ。

藤井教授は関西ローカルの『正義のミカタ』(朝日放送)、や東京MXテレビ『東京ホンマもん教室』、ラジオ番組などでもレギュラーコメンテーターを務めるなど、テレビやラジオ出演が多い教授として知られている。

その藤井教授が菅内閣を支持する理由を見て、ツイッターにこんな投稿をした。

《あぜんとしました…菅内閣を支持している人がいまだ4割程度おられるのですが、彼らが選択した支持理由トップ項目がナント「特に理由はない」で41.8%もの人が理由なく菅政権を支持しているのです。理由があるならいざ知らず、民主国家の国民としてこんなことでいいのでしょうか…?》

理由もなく支持しているのに疑問を呈する内容である。その後も、

《(ちなみに「自民党だから」は約2割。つまり野党がダメだからとか自民党だからですらなく、ホントのホントにただ理由なく菅支持だという方が4割以上いるのです。もうこれって、民主国家として末期的なのではないかと…)》

と投稿し、辛口で批評をした。

「ここ数年の自民党は保守とは思えない…」

このツイートがヤフーニュースに掲載されると、コメント欄にはさまざまな意見が投稿され、

《理由がないなら支持不支持どちらでもないということにならないのかな? まあ単に派閥のボスが支持したからという理由だけで首相を支持する国会議員がいる国だから仕方ないのでは?》

《だからこそ教育がいかに大事であることは先生方がよくお分かりのはずです。この国には教育の力がもっともっと必要だと思います。知識ももちろん大事ですが、何より考える力が必要だと私は思います》

《藤井先生の気持ちが分かる。『何となく』『今までそうしてきたから』『無難そう』…じゃダメだと思う。ここ数年の自民党は、とても保守とは思えない。国会や法律軽視の態度、ある一線を超えてしまっているのにそれに党内の誰も声を上げない、右左以前の問題、国会議員の体をなしてない》

などなど、1月18日時点で2000件を超えるほどにまで盛り上がりを見せている。

同日開会した通常国会で、2月末にまで新型コロナウイルスのワクチン接種ができるように準備すると明言した菅首相は、河野太郎規制改革担当相にワクチン接種担当相に起用する案を見せたが、果たしてどうなるのか。「船頭多くして船山に登る」とならなければいいが…。

【画像】

vasilis asvestas / Shutterstock.com

あわせて読みたい