2023年がスタート。オートレース界では、35期が1級車昇格を果たす（一部、例外あり）。その一人が伊勢崎オートの新井日和である。
新井といえば、デビュー前の養成所時代からテレビのバラエティー番組で取り上げられ、注目度も高かった。そして、デビューしてからも歴代の女子ではトップクラスの活躍を見せている。昨年11月、ついにデビュー初優勝を飾り、これが女子最年少優勝という記録にもなった。1月現在で19歳と伸びしろは豊富で、2月に20歳となるが、前途は明るい。
その1級車初戦が、いきなり地元伊勢崎の『GⅠ開場記念シルクカップ』という大舞台である。
地元のGⅠでいきなりの優出も!
今まで2級車でのベストタイムが、昨年12月8日にマークした3秒416（同12月21日現在）。シルクカップでは季節的にもそれ以上のタイムが期待できる。懸念があるとすればハンデ位置だが、GⅠレベルであればほぼハンデ0に置かれるはず。いきなりの予選突破はおろか優出まで期待したくなる。
このGⅠは、もちろん最初の一歩にすぎない。ファン投票によって出場が決まる4月のオールスターも、新井の人気を考えればほぼ出場は当確で、今年、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか興味は尽きない。
車名「イーグル」を操り、大ブレイクの2023年となるか？ 車券的にも追いかける価値はありそうだ。