(画像)Cookie Studio / shutterstock
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「梅毒」急増の裏に潜むコロナと“パパ活”の闇…インバウンド復活で感染爆発の恐れも

昨年の上半期に性感染症の「梅毒」と診断された患者が5000人を超えた。


1999年以降で最多を記録した昨年の7983人に比べて1.6倍のペースで増加しており、医療関係者が注意喚起している。


梅毒は1948年以降、減少傾向にあったが、2010年を境に増加に転じ、19年と20年は一時的に減少したものの、その後、再び増加に転じている。


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一昨年の男女比は、3分の2が男性。女性は6割が20歳代だった。原因は様々だが、SNSを通じた〝不特定多数との性交渉〟が主な原因だと言われている。


「最近はスマホの出会い系アプリを利用して見知らぬ男女が出会うケースが急増しています。特に、ここ数年はコロナの影響もあり、自重していた人も多いため、その反動もかなり大きいようですね。特徴的なのは、20代前半から中盤にかけての若い女性に罹患者が集中していることです。若い女性は、コロナによる経済的な困窮から〝パパ活〟に走るケースも多く、自分で梅毒に感染したことに気づかぬまま、他人にうつすケースが増えていると考えられます」(医療ジャーナリスト)

「地方都市」も危ない

梅毒は、放置すればするほど重症化する。放っておくと、全身の皮膚や筋肉にゴムのような腫瘍が発生。最後は死に至る可能性もあるだけに、心当たりのある人はすぐに医者の診察を受けた方がいい。

「出会い系アプリと同じように問題なのが〝インバウンド〟です。政府は昨年6月に『1日あたりの入国者数の上限』を1万人から2万人に引き上げた。これは、コロナ前の7分の1の水準ですが、日本を訪れた外国人が風俗店などで日本人女性と接触することで、感染が拡大してくる恐れもある。日本の風俗のサービスは海外の男性観光客にも有名で、今後も入国者数の緩和が進むと、さらなる爆発的な感染が起こる危険性も否定できない」(同・ジャーナリスト)


こうしたことは、なにも都市部に限ったことではない。最近の観光客のトレンドは、東京よりもむしろ「地方」に広がっている。〝旅の恥はかき捨て〟とばかりに、性行為が行われれば、たちまち感染が拡大してしまうのだ。


不特定多数の異性と関係を持つ人は、必ず避妊具を使用し、定期的に検査するしかない。