歌舞伎町 (C)週刊実話Web
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歌舞伎町で「美人局」グループ暗躍!女からの“ホテルでの撮影”提案に応じると…

昨年末、新宿・歌舞伎町で警視庁の「一斉補導」が行われた。東宝ビル周辺のいわゆる〝トー横〟で少年少女20人が補導されたが、すぐそばのラブホテル街では、悪質な美人局が横行しているという。


現場を目撃した飲食店関係者が明かす。


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「深夜3時ごろ、複数の男に監視されながら、コンビニで免許証や名刺をコピーさせられている男性を見ました。また別の日には、同様にATMから多額の現金を引き出しているケースも。7年ほど前、ぼったくり店が乱立した際にもよく見られた光景ですね」


いったい何が起きているのか。


記者が取材に向かったのは、歌舞伎町の大久保公園。この周辺は立ちんぼ女性がタムロする「路上売春スポット」として知られている。平日の夜にもかかわらず、公園のフェンス付近には15人以上の女性が立っていた。

20代女性教師が立ちんぼで懲戒免職に

よく立ちんぼを物色しに来るという30代の男性が言う。

「2〜3年くらい前は完全な買い手市場。ゴムありの性行為が1万円で交渉成立したこともありました。しかし、一昨年の秋に20代の女性教師がここで立ちんぼをして懲戒免職になったというニュースが流れると、徐々に客の数が増加。NHKの『クローズアップ現代』が特集を組んだ後は地方からも見物客が押し寄せ、1回の相場が2万円に跳ね上がりました」


公園周囲に立っている女性の年齢層は20代から30代といったところ。ヒラヒラのフリルつきスカートを穿いた〝ゴスロリ風〟やダウンジャケットを着こんだ人妻のような女性が目につく中、ミニスカートで美脚をアピールするモデル風美女がひときわ周囲の視線を集めていた。


しばらく観察すると、男性客が次々と接近して話しかけてくる。料金交渉を行っているようだが、折り合いがつかないのか、一人、また一人と脱落しては、順番待ちしていた男が「我こそは」と交渉に臨んでいく。


しかし、前出の30代男性は、「あの女性は立っているんじゃなくて立たされているんです」と説明し、次のように続けた。


「最近は美人局グループが暗躍して、息のかかった女性が男と交渉成立するや、ホテルまで尾行。出てきたところをつかまえて難癖をつけるんです。よく聞くのは、女から〝撮影〟を持ち掛けておいて、『盗撮しただろ?』『スマホ見せろ!』と〝迷惑料〟をふんだくるケース。女性からSOSのLINEを受け取って現場に来たという設定ですが、実際には公園の陰でカモが引っかかるのを待ち構えているんです」


中には、勤務先や自宅、家族構成まで押さえられ、数十万円単位の金を要求されるケースもあるという。美人局の被害男性は、買春という不法行為に手を染めた後ろめたさから、なかなか警察にも相談できないというのだ。


「SNS上では〝交縁〟という隠語で立ちんぼに関する情報交換が行われ、美人局の関与が疑われる女性は要注意人物として顔立ちや特徴がアップされるので、引っかかるのは酔っぱらった会社員や無知な一見客ばかりですね」(前出・30代男性)


今年早々にも一斉摘発が囁かれる路上売春エリアには、安易に足を踏み入れるべきではない。