主演女優のフルオープンが期待されながら実現せずに評価を下げ、別の女優が大胆披露で評価を上げた、そんな作品がたまにある。
例えば、2004年の映画『血と骨』である。ビートたけし演じる主人公の有無を言わさない暴力性を描く上で、妻や愛人たちとのカラミシーンは欠かせないという作品で、妻を演じた鈴木京香の初フル露出が拝めるのではという前評判であった。だが、激しい濡れ場こそあったものの、その美豊満が晒されることはなかった。
「専門家もアッと驚いたのは、後妻役の濱田マリの初露出があったこと。家に来た瞬間に〝脱げ〟と命じられ、すっぽんぽんになってたけしに荒々しく抱かれるんです。当時、35歳の濱田のボディーは、ツヤやかな美肌ぶりと推定〝C級〟の美豊満がまぶしいばかり。たけしの言いなりになりながらも、感じて乱れてしまう女のエロ悲しい姿をしっかり演じてくれました」(映画ライター)
この作品で魅せないなら、もう今後、京香が〝決断〟することはないだろうと、誰もが確信したのではないだろうか…。
しっかりと“全部魅せ”を遂行した一流女優
19年公開の映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』も、そんな作品と言えそうだ。宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみという、かつてその美しい艶姿で世間を大いに賑わせた3人の競演が話題となった作品である。
「しかも、監督は『ヘルタースケルター』で沢尻を脱がせた蜷川実花氏だけに、沢尻のフルオープンは最低限見られるだろうと期待したのです。ところが、風呂場でのずぶ濡れシーンこそあったものの、何とフル露出はなし。二階堂だけが、しっかりと〝全部魅せ〟を遂行してくれ『ブラボー!』と絶賛されました」(芸能記者)
太宰役の小栗旬にブラウスの前ボタンを外されて、床に押し倒される二階堂。その下のアンダーウエアを上にずり上げられ、飛び出したのはまぶし過ぎる二階堂の〝E級〟爆豊満。
「小栗は吸い込まれるように、白く柔らかそうな膨らみに顔を埋めていきます。ぴょこんとのぞくピンク色の先端は小作りで、左側をずっと揉まれて体を脈打たせ、重なり合うと〝私ばかり幸せでごめんなさい〟と言いながら、切ない吐息を漏らし、目を潤ませる。宮沢と沢尻の存在を完全に忘れさせる見事な濡れ場でしたよ」(情報誌映画担当)
さすがは二階堂。本誌恒例〝濡れ場大賞〟に18年、19年、20年度と、前人未踏の3年連続で輝いた一流女優だけはある!
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