エンタメ

JRA重賞『有馬記念』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
(C)JRA

過去10年、1番人気は6勝2着1回3着1回と概ね期待に応えており、さらに3番人気以内が2頭以上馬券に絡んだのが8回。年末の夢馬券的中には、上位人気馬中心の組み立てから入るのがベターだ。

★軸馬=イクイノックス
1番人気の支持を集めた前走の天皇賞・秋は、大逃げを打ったパンサラッサが押し切ろうとするところを、ゴール前で差し切ったイクイノックス。5戦目にしてようやくGⅠタイトルを獲得した。直線の短い中山に替わって、前走の脚が使えるかどうかがカギだが、そこは、短期免許時代も含めて有馬記念に15回参戦し【2・4・2・7】と過半数で馬券圏内に導いているルメール騎手。ゴール板までに届くタイミングで仕掛けてくるはず。

★相手=エフフォーリア
昨年の有馬記念の勝ち馬エフフォーリア。そこまでは7戦6勝2着1回と、ほぼ完璧な成績だったが、今年に入って大阪杯9着、宝塚記念6着と、らしさが見られなくなっている。陣営はメンタル面を原因に挙げており、半年のリフレッシュでどこまで立ち直っているか。実力は証明済みなだけに、そのあたりが最大のポイントとなる。

★相手=タイトルホルダー
前走の凱旋門賞は、深い芝でしかも道悪という厳しい舞台となってしまったタイトルホルダー。最後は失速し11着に敗れたものの、見せ場十分で直線に向いた点は評価していい。昨年は、菊花賞を勝った勢いで有馬記念に参戦し5着に終わったが、その後、天皇賞・春と宝塚記念を勝利。当時より力をつけていることは疑いようもない。ここも先行するだろうが、道中、息が入るようなペースになれば、直線で粘り腰を発揮しそう。ファン投票1位に応えられるか。

昨年2着のディープボンドで穴狙い!

★相手=ジェラルディーナ
OPクラス昇格後は、ややモタついていたジェラルディーナだが、今年6月の鳴尾記念2着を皮切りに、小倉記念3着、オールカマー1着と重賞で好走を重ね、前走のエリザベス女王杯でついにGⅠ馬となった。オールカマーはインから抜け出して勝利、エリザベス女王杯は大外一気で差し切りと、ここ2戦は違った勝負手を繰り出す懐の深さも見せた。メンバーはさらに強くなるが、母は三冠牝馬で14年の有馬記念も勝利しているジェンティルドンナ。勝負強さも受け継いでいるなら、ここでも侮れない。

★相手=ヴェラアズール
ジャパンCは、狭いところを縫ってゴール前で抜け出したヴェラアズール。デビュー以来、主戦場としていたダートから芝へ舵を切ったのが、今春の淡路特別。そこから6戦①③③①①①着で、一気に頂点まで駆け上がった。成長曲線と、芝への転向タイミングが見事にはまったということだろう。前走で騎乗していたムーア騎手の手綱さばきが鮮やかすぎただけに、乗り替わりとなるのは残念だが、今回コンビを組む松山騎手とも2走前の京都大賞典を制しており、影響は最小限と考えたい。

★相手=ディープボンド
2年連続で挑戦した凱旋門賞は18着に終わったディープボンド。ただ、昨年も14着と大敗しながら、有馬記念では変わり身を見せて2着に好走。昨春以降、国内では抜群の安定感を示しているだけに、軽視は禁物だ。2戦連続の騎乗となる川田騎手の手腕にも期待。

あわせて読みたい