社会

福岡の異臭騒ぎは巨大地震の前触れ?熊本とニュージーランドの大地震でも似た“前兆”

(画像)Master1305 / shutterstock

福岡県福岡市で、12月21日の朝に「硫黄のような臭いがする」と消防に通報が相次ぎ、ネット上で「大地震の予兆ではないか」と心配の声が上がっている。

この異臭は、隣接する福岡県春日市や佐賀県などでも広範囲にわたって確認されているという。

「福岡市の環境局によると、午前7時ごろから市内の二酸化硫黄(SO2)の濃度が上昇。隣接する佐賀県でも通常の18倍の数値を観測しています。まだ異臭の原因は特定されていませんが、観測データなどをもとに、鹿児島の桜島から高濃度の二酸化硫黄が流れ込んだ可能性もあるとして調査しています」(全国紙記者)

「熊本と全く同じパターンじゃん」

そんな中、一部のネット民が2010年にニュージーランドのクライストチャーチ市で発生したM7.0の大地震のときに「強い硫黄の臭いがした」という報道に着目。福岡でも、近いうちに大地震が起こるのではないかと指摘している。

《世界的にも大きな地震の前に硫化水素の臭いがしたという事例がある。今回の福岡のケースも可能性は十分考えられる。あらかじめ備えておいた方がいい》

《ニュージーランドでも硫黄の臭いがしたのか。地中のマントルがズレているのかもしれん》

《熊本地震が起きるちょっと前に硫黄の臭いがするというツイートがある。全く同じパターンじゃん》

前出の記者が続ける。

「16年の熊本地震の際も、熊本市の広範囲で硫黄の臭いがしていたとされ、地元では『阿蘇山の噴煙が流れてきているのではないか』という声が広がったそうです。ニュージーランドでも、地震の前後、少なくとも数日にわたって強い硫黄の臭いがしたと報道されていますからね。気をつけるに越したことはない」

九州地方は22日から冬型の気圧配置が強まり、今日の夜から24日にかけて大雪になる恐れがある。こんな天候で地震が起こったら大惨事だ。

できる対策は早めに打っておいた方がいい。

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