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『silent』も映画化?“当たったドラマは全て映画化”フジの戦略に他局は失笑

フジテレビ
フジテレビ (C)週刊実話Web

若者を中心にSNSで話題となり、社会現象を巻き起こしているフジテレビ系の連続ドラマ『silent』が、12月22日にいよいよ最終回を迎える。

早くも〝ロス〟を訴えるファンが出始めている同作に関して、テレビ関係者の間で「ある噂」が駆け巡っている。

他局のスタッフが言う。

「来年の夏ごろをメドに映画化するのではないかという話が聞こえてきた。これだけの社会現象を巻き起こしながらも、フジテレビさんは『シナリオブック』の発売やDVD化くらいでしか稼げない。自社の見逃し配信サービスFODの会員増加にも寄与していますが、それも収益としては微々たるもの。一気に流れに乗って稼ぐには映画化しかないということでしょう。現在調整中のようですが、実現の可能性はかなり高いようです」

“月9”ブランドを確立した専務

近年のフジテレビは、少しでもドラマが当たれば映画化につなげる流れが強くなっている。

「今年だけでも、『劇場版ラジエーションハウス』やガリレオシリーズの『沈黙のパレード』、現在公開中の吉岡秀隆が主演の映画『Dr.コトー診療所』など、ドラマ関連の映画が目白押しでした。来年も、すでに『イチケイのカラス』と『ミステリと言う勿れ』の映画化が決定していますからね。これだけ話題になった『silent』を映画化しない手はありません。ドラマの最終回も、映画に繋げられるようなエンディングにするはずです」(同・スタッフ)

フジテレビは、早い段階から〝放送外収入〟の軸として映画に力を入れてきた。実際、『Dr.コトー診療所』は好スタートを記録し、興行収入30億円以上が見えてきたとされる。

「長く低迷が続くフジテレビは、かつてバラエティー番組の制作で活躍した港浩一氏が社長に就任。右腕として、〝月9〟ブランドを生み出した大多亮氏が専務・編成担当となった。この港・大多体制で、映画事業に本腰を入れるつもりのようです」(芸能関係者)

他局からは「このまま映画製作会社になるのではないか」と揶揄されるフジテレビだが、ドラマと映画の相乗効果で巻き返しも期待されている。

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