ワールドカップ（W杯）で全試合無料配信を行い、サッカーファンのみならず、多くの視聴者から高く評価されているABEMA。この勢いを持続させるため、ジャニーズとの〝コラボ〟を画策しているとの情報が飛び込んできた。

【関連】W杯で『ABEMA』が一人勝ち！若い世代で「NHK不要論」加速か ほか

「今回のW杯でABEMAは200億円を投じたと言われていますが、基本的には無料配信にCMを入れる程度で、全額回収は不可能とみられています。そのため、国民から評価されたこのタイミングで次の一手を打たなければならないのです」（民放スタッフ）

そこで浮上しているのがジャニーズタレントの番組だというのだ。

「所属タレントの熱狂的なファンが多いジャニーズ事務所と組むことができれば、月額960円の有料プレミアム会員も急増するはずです。現状、ジャニーズはネット配信に後ろ向きで番組制作はできていませんが、実現すればかなりの収益が見込めますからね。本気で口説きにかかっていてもおかしくない」（同・スタッフ）

トップ自ら交渉でテレ朝も後押し

実際、W杯の全試合無料配信を実現させたサイバーエージェントの藤田晋社長が、ジャニーズサイドと接触したという噂もある。

「藤田氏は、自ら交渉して元SMAPメンバーの『新しい地図』の番組を実現させた実績もある。そもそもサイバーエージェントは、ABEMAの運営だけでなく、広告事業からゲームまでさまざまなサービスを展開しているので、ジャニーズ事務所にもうまく金が入る仕組みを作りやすい。こうしたメリットを強調し、なんとかABEMAでジャニーズタレントの番組を作ろうと画策しているようですね」（芸能プロ関係者）

さらに、ABEMAをサイバーエージェントと共に運営するテレビ朝日も、後押ししているようだ。

「テレ朝でミュージックステーションに関わったことのあるスタッフを集め、ABEMAで歌番組を作る構想もあるそうです。もちろんメインはジャニーズタレント。テレ朝も、過去にジャニーズJr.の『8時だJ』を制作していた実績がありますからね。実現の可能性は高そうです」（同・関係者）

ABEMAの次なる一手が楽しみだ。