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JRA重賞『朝日杯フューチュリティステークス』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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阪神開催となって今年で9回目。過去8回の1番人気馬は【3・2・2・1】で、唯一の着外も3着馬とアタマ差の4着(16年のミスエルテ)と非常に安定している。今年は圧倒的な中心馬が不在でやや混戦模様だが、まずは1番人気馬を中心に据える馬券戦略が賢明か。

★軸馬=ダノンタッチダウン
昨夏のセレクトセールで2億6400万円という高額取引で落札されたダノンタッチダウン。注目のデビュー戦は、中京のマイルで完勝。続くデイリー杯2歳Sでは、後方からメンバー中最速となる33秒1の上がりで詰め寄って2着。逃げたオールパルフェが押し切る流れで、半馬身差までよく追い込んでいた。2歳上の半兄ダノンザキッド(父ジャスタウェイ)は、デビュー3連勝でホープフルSを制し、古馬になってからはマイルCS2着などトップマイラーとして活躍している。本馬は父がロードカナロアで、よりマイル適性が強まりそう。まずは、ここでポテンシャルの高さを見せつけたいところだ。

★相手=ドルチェモア
札幌芝1500メートルでの新馬戦を3馬身差で逃げ切り、2戦目のサウジアラビアRCでは、逃げたグラニットをゴール前で楽にかわして1馬身4分の1差をつけ重賞タイトルを勝ち取ったドルチェモア。マイル重賞を2番人気以内で勝利した直後にこのレースへ挑んだ馬は、過去8年で【3・2・2・2】。8割近い馬が馬券圏内に好走している。ここも先行争いを見る位置から運ぶ形になりそうだが、仕掛けのタイミングさえズレなければ、まず好勝負になるはず。

★相手=オールパルフェ
2戦目で未勝利を勝ち上がり、3戦目で挑んだデイリー杯2歳Sも勝利したオールパルフェ。過去8回のうち、良馬場で行われた7回の平均勝ちタイムは1分33秒7。同コースでの前走の勝ちタイムは1分33秒2だから、勝てるだけの能力は証明済み。ただ、同じ逃げタイプとの兼ね合いは気になるところ。前半をスムーズにクリアできるかがカギとなる。

グラニットで大穴狙い!

★相手=レイベリング
デビュー戦は、17番枠から終始馬群の外を通って運んだレイベリングだが、直線は力強い伸び脚を見せ、3馬身半差のデビュー勝ちを決めた。1戦1勝の馬は、過去8年で3頭が出走し15年のリオンディーズが勝利、フランケル産駒も2頭が出走し20年のグレナディアガーズが勝っている。中2週の出走で調子をキープできていれば、好勝負を演じてもおかしくない。

★相手=オオバンブルマイ
前走の京王杯2歳Sは、10番人気の低評価を覆す激走を披露したオオバンブルマイだが、勝ちタイム1分20秒9はレース史上2位。フロック視は危険だ。過去2戦とも1400メートルなので距離は課題も、父と母父が同じワールドバローズは、全4勝がマイル戦とこなしている。

★相手=グラニット
前走のサウジアラビアRCは、10馬身以上の差をつけ4コーナーを迎える大逃げを打ったグラニット。最後はドルチェモアにかわされたものの、3着以下には2馬身半差と、2着は楽に確保した。前半の600メートルを34秒8で逃げて、上がり35秒8と最後まで踏ん張っていただけに、ここも自分の競馬ができるようなら再度の前残りもありそう。

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