(画像)Luis Molinero/Shutterstock
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『ポスト岸田』を狙う“2人の新会長”…戦いは政界飛び出し「場外乱闘」へ!?

ポスト岸田候補の2人が足場固めで火花を散らしている。その2人とは自民党の茂木敏充幹事長と萩生田光一政調会長のことだ。まず、萩生田政調会長は12月6日に超党派の『格闘技振興議員連盟』の新会長に選ばれ〝雄叫び〟を上げた。


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「格闘技議連は『コロナ禍で苦しむ格闘技を護ろう』をスローガンに、2020年に旗揚げされた。プロレスラー出身の馳浩前衆院議員(現・石川県知事)が会長となり、約30人近い国会議員らが参画。あれから2年。馳氏が石川県知事へ転進したため、萩生田政調会長に新会長の白羽の矢が立った」(自民党中堅議員)


萩生田政調会長といえば、凶弾に倒れた安倍晋三元首相の右腕的存在だった。安倍元首相死去後は生稲晃子参院議員への支援要請のため、旧統一教会の施設訪問が問題視され、一時は鳴りを潜めていた。


「旧統一教会の被害者救済法が成立したことから、再び動きを活発化させている。格闘技議連の会長就任の理由は、馳氏の猛プッシュがあったからだが、党内ではポスト岸田への布石という見方がもっぱら」(同)

競技人口世界第2位のクリケット

対する茂木幹事長。ポスト岸田の〝本命〟を自負しているとされるが、こちらが引き受けたのは、これまた超党派の国会議員約20人で構成される『クリケット議員連盟』会長だ。同議連は11月30日に発足した。

英国発祥のクリケットは、世界で3億人の競技人口を誇る。これはサッカーに次ぎ世界第2位だ。2028年開催予定のロサンゼルス五輪では「追加競技間違いなし」と見られている。


「茂木氏が会長になったのも、自身の選挙区である栃木県佐野市に日本クリケット協会本部があり、県を挙げて応援しているからです。茂木氏がクリケットに力を入れる魂胆は『今後、日本でも追い風が吹く競技』という将来性でしょう。自らのポスト岸田争いを見据え、会長就任は有利に働くとの算段」(政治担当記者)


格闘技とクリケットの共通点は、肉体的にタフさを求められること。新会長に就任した2人が自民党総裁レースの〝デスマッチ〟を繰り広げる日は近い?