山田邦子 (C)週刊実話Web 
山田邦子 (C)週刊実話Web 

山田邦子『M-1』審査員にネット上では賛否も…業界人は納得した深いワケ

12月18日に決勝が開かれる漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2022』(テレビ朝日系)で、タレントの山田邦子(62)が初めて審査員を務めることが発表された。


「かねて審査員卒業を示唆していた上沼恵美子(67)の〝後釜〟で、意外な人選だと一時は業界もザワつきました。当初はダウンタウンの松本人志とNSCの同期で仲もいいハイヒール・リンゴの名前も候補に挙がっていたようですが、〝吉本色〟が強まり、公正な審査が疑われることを避ける意味では適任なのかもしれません」(スポーツ紙記者)


【関連】M-1語り継がれる名勝負の舞台裏&闇営業問題すべて話そう!~『スリムクラブ』インタビュー ほか上沼と同時に審査員を卒業したオール巨人(71)の後釜が吉本所属の博多大吉(51)だったため、業界大手の太田プロダクションを退社し、一時はフリーとして活動していた山田でバランスをとったというわけだ。

天下を獲った唯一の女芸人

「山田は現在、アスリートのマネジメントをしていた会社に所属していますが、どこの事務所にも忖度する必要がない。もともと上沼が歯に衣着せぬスタンスだったが、大手所属ならいろいろと気遣う面も出てきてしまう。しかし、現在の山田なら〝上沼路線〟を踏襲できるとあって、絶妙なキャスティングだと評価が変わってきています」(同・記者)

ネットでは、発表直後から山田は「お笑いタレント」で「漫才師」じゃないという声が上がり、若い世代からは「誰?」とまで問われるほどの賛否を呼んだが、こうした世間の反応に山田本人がYouTubeで言及している。


「そうなんです、私が山田邦子です」と切り出し、「知ってる人はいいんだけど、若い人でM―1グランプリの審査員、誰?みたいな(笑)。あのねー、もうおばちゃんですけど、42年やってるんですよ。芸能界もねー」と自虐気味に自己紹介。自身のお笑いのスタイルを「ピン芸」としながら、学生時代は女性2人組のコンビで漫才をやっていたと説明した。


「結局、相方は保育士の仕事に就き、山田だけがプロ入り。伝説のバスガイドネタでブレークし、天下を獲った唯一の女芸人と呼ばれたほどテレビに出ずっぱりでしたからね。山田本人もYouTubeで言ってましたが、若い人がググれば、その偉大さがわかるはずです。発表直後は違和感を感じたという業界人たちも、改めて山田のキャリアを振り返り、M-1審査員就任に納得している人が大半になっていますよ」(前出・スポーツ紙記者)


前評判などは関係なく、その日一番面白かった組を選ぶと意気込んだ山田。上沼以上の〝毒舌審査〟も期待できそうだ。