(画像)lansa/Shutterstock
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“ギャラ飲み所得”申告漏れに追徴課税が本格化!1000万円以上の課税食らうケースも…

11月24日、国税庁が今年6月までの1年間に実施した所得税などの調査結果を発表した。富裕層の申告漏れの中には、コロナ禍で急増したマッチングアプリを介して知り合った男性と飲食を共にする〝ギャラ飲み〟女性も含まれていた。


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「富裕層の申告漏れは前年度比72.3%増の839億円。その中にギャラ飲みで得た所得約4000万円を申告しなかった女性に対し、東京国税局は加算税を含む約1100万円を追徴課税した。6月以降もギャラ飲みや〝パパ活〟アプリの利用者は増えています。大半の女性が副業だと思って申告していませんからね。彼女らは税務調査に怯えていますよ」(都内の公認会計士)


2年前からギャラ飲みアプリを利用して、急場をしのいできた銀座のホステスのRさんも頭を抱えている。


「コロナ規制が解除されても客足は戻って来ない。この夏には俳優の香川照之の性加害騒動で銀座のクラブのイメージが悪化し、新しいお客も来なくなった。今もギャラ飲みを続けているんですが、ギャラ飲みで稼いだお金が所得税の対象になるとは思ってもみませんでした。今は生活するだけでいっぱいいっぱいだし、払える税金はありません」

ポイント報酬でギャラアップ

マッチングアプリは〝100億円市場〟ともいわれ、業界最大手のPには1万人以上の女性が登録しているという。

「ギャラ飲み時間は平均して2時間。ギャラは2万〜3万円。女性がギャラ飲みのハシゴをしても、とても年間4000万円は稼げない。実は、ギャラ飲みは時間報酬の他に、ポイントを獲得できる方法があるんです。運営会社によっては、別口のインセンティブがある。数千万円稼ぐとなると、肉体を含めたサービスがあるということですよ」(アプリ会社関係者)


年末調整で給与外所得のあることが勤務先にバレたり、扶養家族になっている女子大生が世帯家族の所得に加算されることで、住民税や健康保険料が前年比の倍近く上がるケースもある。


「副業は年間20万円以上あれば、確定申告しなければならない義務がある」(前出・公認会計士)


ギャラ飲みは高くつく?