(画像)Kues / shutterstock
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中古車サブスクが若者に大人気!コロナ過でのカーシェアリングに躊躇か

近年、カーシェアリングが台頭してきたが、コロナ禍をきっかけに、車を他人と共有したくない人が増えているという。


とはいえ、ここ数年は世界的な半導体不足で新車供給量も不足気味。中古車の販売価格も高騰しているため、頭金不要+月々定額払いで自由に使える「中古車サブスクリプション」(以下、サブスク)の需要が高まっているのだ。


【関連】「新車が買えない!」半年待ちは当たり前“受注停止”も続々でユーザーが悲鳴 ほか「中古車サブスクは、月々定額で自身が選んだ中古車に一定期間乗ることができる。車を購入すると車両本体価格以外に各種税金や任意保険料、車検費用など別途費用が発生するが、契約プランによっては車検や自動車税、メンテナンス費用も含まれたものがある。初期費用0円、ボーナス払い無しの定額制で安価にマイカーが持てると話題なのです」(自動車メーカー社員)

大手企業も次々参入

一方、デメリットは中途解約ができない、契約に含まれていない修理が実費、中古ゆえに故障リスクがあること。しかし、新車のカーリースよりコストが少なく、月額5000円から1万円台で使用できるため、特に20〜30代のファミリー層にウケているのだ。

「自動車サブスクサービスは2019年から大手自動車メーカーが続々と乗り出し、25年には市場規模が500億円にまで拡大するとみられている。今年は『スズキ』、トヨタ自動車グループの『KINTO(キント)』、ソフトバンクがシンガポールの中古車販売業者『カーロ』と組み、中古車サブスクへ参入しています」(経済評論家)


「自動車サブスク」は途中解約に違約金がかかることや契約満了時に車の状態が悪いと追加の支払いが必要となるデメリットもあるが、車を所有せず安く乗りたい人とっては、魅力あるサービスと言えそうだ。