東国原英夫 (C)週刊実話Web
東国原英夫 (C)週刊実話Web

宮崎県知事選は“現職vs前知事”の事実上の一騎打ち!? カギを握るは無党派層票

12月8日告示、25日投開票の宮崎県知事選が賑々しい戦いとなりそうだ。


「知事選は当初、現職の河野俊嗣知事と『そのまんま東』こと東国原英夫前知事の〝師弟対決〟で注目された。というのも、東国原氏が知事を務めていた2007年から2010年、河野氏は副知事として東国原氏をサポートしていたからだ。今回、互いに罵倒し合い激突するのだから、まさに絵に描いたような因縁対決ですよ」(地元県議)


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宮崎県知事選が、さらに注目度を増したのは、2人の参戦。女子プロゴルファー・横峯さくらの〝パパ〟で元参院議員の横峯良郎氏、そして、昨年1月の埼玉県戸田市議選に当選した元暴走族の『スーパークレイジー君』こと西本誠氏だ。


西本氏は居住実態がないとして戸田市議を当選無効となり、最高裁まで争った(無効が確定し失職)ことでも知られる。ちなみに西本氏は宮崎市出身である。

ジングルベルは誰に鳴る!?

現状の同県知事選情勢について、宮崎市議会議員が解説する。

「河野氏は過去3回選挙戦を戦い、いずれも次点候補に20万票以上の大差をつけ勝ってきた。これは河野氏が東国原氏の後継者であり、さらに東大卒、自治省(現総務省)官僚などの毛並みのよさに加え、政権与党の自公のみならず立憲など野党も支援する安定した戦いだったため。だが、最近はコロナ禍で観光などにも影響も出て、宮崎全体に不況ムードが漂い河野批判も噴出していた。そうした声を受け、東国原氏が再出馬したのです。有名人4氏が出馬表明しているが、地元では現職VS前知事の事実上の一騎打ちと見られている」


構図としては、自公プラス立憲の推薦を受けた組織票VS過去の実績に期待する無党派層票となる。


「いまのところ両氏はほぼ互角。カギを握るのはパパとクレイジー君に流れる票。つまり、横峯氏と西本氏に無党派層の票を食われたら東国原氏は不利になり、組織票に支えられている河野氏は有利に運ぶでしょう」(選挙アナリスト)


南国宮崎の〝現vsそのまんまvsクレイジーvsパパ〟のクリスマス決戦は熱い。