(画像)Ned Snowman / Shutterstock.com
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映画『すずめの戸締まり』好発進するも東映が“人気劇場版アニメ”で迎撃!?

11月11日に公開された新海誠監督の3年ぶりの最新作アニメ映画『すずめの戸締まり』がスタートダッシュを決め、今後の伸びに注目が集まっている。


「IMAX先行上映分を含む公開3日間の観客動員数は133万人で、興行収入18億8400万円超えを記録。この成績は2016年の『君の名は。』と19年の『天気の子』を抑え、新海監督作品史上、最高の好スタートです」(映画ライター)


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同映画は、日本各地の廃墟を舞台に災いの元となる「扉」を閉めて旅をする少女の成長を描いた物語。声優陣も『SixTONES』の松村北斗や深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、神木隆之介など豪華キャストだ。


「東宝の気合いの入れ方は半端ではありません。公開初日の上映館数も『君の名は。』が296館、『天気の子』が358館に対し、『すずめ――』は両作品を上回る379館。何としてもヒットさせたい意気込みが伝わってきます」(同)

東映アニメが立ちはだかる!

しかし、それを阻むのがライバル映画の存在。『すずめ――』には、早くも暗雲が立ち込めているという。

「東映が12月3日から、人気漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』の新作アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』を公開する予定です」(映画業界関係者)


その東映は一足早い8月6日に、人気漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の劇場版『ONE PIECE FILM RED』を公開。同映画は今も公開中で、新海作品と激しいバトルを繰り広げている。


「しかも、東映はこの後『スラムダンク』の公開が控えているから、新海監督作品は正直、厳しい戦いになるでしょう。すでに観客動員数は失速気味といわれ、興行収入の記録更新も怪しくなっている。正直、公開16日間の成績を見ても、『ワンピース』は92億円突破とメガヒット級。一方、『すずめ――』は、東日本大震災にも触れるなど、新海監督の熱いメッセージが込められた作品でしたが、時期が悪かった」(前出・映画ライター)


すずめならぬ、東宝の涙とならなければいいのだが。