脊山麻理子 (C)週刊実話Web
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フリーアナウンサー・タレント/脊山麻理子インタビュー〜「私にハマった人は一生ハマってもらえるように」

しのぎを削るフリー女子アナ業界で、独自の路線を歩み続ける脊山麻理子。大胆な水着&下着グラビアで男性読者を魅了し、女子プロレスデビューも果たすなど八面六臂の活躍をしている。


従来の女子アナ像を覆す活動をする彼女が、2年ぶりに11枚目のイメージDVDをリリース。新境地に挑んでいる。その〝こだわり〟を聞いた。


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――最新DVDのタイトルは『S×sence 369』。なにやら意味深な感じですが、どういう意味が込められているのでしょう?


脊山 Sは脊山のSとサウナのSですね。私いま、サウナにハマってるので。


――それはダイエットとも関わっていそうですね。


脊山 はい。昨年の11月から2カ月間、深夜番組の『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京)でダイエット企画に挑戦し10キロ痩せたんです。その後も維持し続けて、YouTube番組でもさらにマイナス2キロに成功。2014年にグラビアデビューした当時の体重(52.6キロ)まで戻すことができました。そのときの強力な味方がサウナ。以来ハマりまくって、全国旅行支援を利用してサウナを訪ね歩いてます。


――汗をかくデトックス効果は分かりますが、食事制限中にあの熱さは過酷すぎる気もしますが…。


脊山 ところが、そうでもないんですよ。サウナに入って水風呂に入り、外気浴して整うと、睡眠の質も変わり、より深い眠りにつけるんです。翌朝の気持ちよさは格別です。


――いわゆる〝サ活〟はどんなふうに?


脊山 仕事の帰りなど、行く先々でサウナがあるところを調べるんです。水風呂はついているか、ドライサウナやロウリュはあるか、整いスペースはあるか…など。それで分かったのは、男性用の施設は充実しているのに、女性向けはそうでもないケースが多いんです。「奥様とか彼女とか、女性も一緒に行ける、施設の充実したサウナ」という本を出したいくらいです。


――どうせなら、愛人と行きたいですね。脊山さんみたいな。


脊山 うふふ。私は、みんなでわいわい行く感じですけどね。実は今回のDVD、千葉の「Futtu villa(フッツ ヴィラ)」(富津市)という豪華別荘をロケ地にしていただいたんです。なぜならサウナがあるから(笑)。今回初めて水着でサウナに入り、水風呂代わりになんと、海が見えるインフィニティプールで泳いでいます。


――プールで「整う」って最高じゃないですか!?


脊山 〝サウナー〟的には大変ぜいたくな体験でした。露天風呂にも入っているので、リラックス系のシーンがオススメです。

エッチな目で見てもらえるのは難しい

――いや、やはりセクシーなシーンが見たいです。

脊山 もちろんありますよ。今回のダイエットで局アナ時代と同じ体重に戻れたので、女子アナ風の衣装(青のフレアスカートと白のブラウス)から徐々に脱いでいき下着姿になるんです。


――脊山さんには、男の妄想をかき立てるのがお上手なイメージがあります。


脊山 あははは、たしかに。想像力とか妄想って、とても大事だなと思います。


――女性の中には「(私を)エッチな目で見ないで」と言う人もいますが。


脊山 でも、そういう目で見てもらえるって難しいことだと思うんですよ。「見ないで」と言える人のほうが逆にすごいと思う。見られるのが当然、と考える人の意見のように感じちゃうんですよね。私は女性らしさ、男らしさは差別じゃなくて尊いもの、という価値観。女としていつまでもキレイでいたい、その年、その年なりのキレイさがあると思うし、見られることを楽しめる関係性でいたいなと思うんです。


――恋人同士や夫婦がマンネリ化してドキドキしなくなることもある。そういうのは嫌ですか?


脊山 そうですね。常に当たり前じゃないと思うことが大事だと思います。お風呂上がりに全裸で平気な人になるよりも、ガウンを羽織るなりバスタオルを巻くなりして、気を使いたい。お互いが常に危機感を持つのは大事ですよね。


――タイトルにある「369」にはどういう意味が?


脊山 猫を飼っていて名前が「みるくぽん」。足を「みるく」に「ぽん」とつけたみたいに先端が白いからなのですが、飼い始めてから運気が上がってきているんです。369という数字はミルク・弥勒につながり、宇宙の数字ともいわれています。3と6と9は永遠に回っていく数字で、「私にハマった人は一生ハマってもらえるように」という思いを込めました。

憧れだったロングヘアに

――局アナ時代には担当番組のADさんと交際していたこともあるとか?

脊山 はい。番組制作会社のADの方です。


――プロ野球選手とか実業家でないところが脊山さんらしいですね。


脊山 そういう業界の方が好きな先輩方もいましたけど、私は「へぇ〜」という感じで見ていました。当時は朝の情報番組を担当していて、毎日が会社と家の往復。飲み歩いたり遊びに行く機会もなくて。自然と現場で出会う男性と職場恋愛になった感じでした。


――ADさんからすれば局アナは高嶺の花。羨ましい。


脊山 そうですか? 私にとってはごく自然で普通のことでしたけど。


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――今、恋人の存在は?


脊山 そこはご想像にお任せします。ただ、昔は相手に期待することが多くて、末っ子だったこともあり父や兄たちがしてくれたようなことを求めてしまいがちでした。今は一緒にいて居心地の良い男性がいいなと思うようになりました。


――6年前、テレビ番組『スカウちょ!』(テレビ朝日系)の企画でプロレスラーとして訓練を重ね、後楽園ホールでデビューしました。女子アナがやる挑戦企画としては異例中の異例だったわけですが…。


脊山 本当に素晴らしい体験で夢のようでした。トップロープから飛んだり首投げをしたり、最高の思い出です。


――練習で一番しんどかったことは?


脊山 全力でやっているプロの方に失礼がないようにと、毎日5時間必死でしたが、特に受け身が難しかったです。最初は習った通りにできたのに、途中から怖くなって。受け身がおかしいと痛いから、さらにおかしくなり、どんどん怖くなって正解が分からなくなるんです。相手の方も技が決まらなくなり、1回リセットしようと2日間練習を休みました。そしたら、本番はキレイに受け身が取れて、(試合の)10分間のほとんどが記憶にないのですが、自然に体が動いていたみたいです。小さい頃に覚えたピアノと同じで、体が覚えていると何かのトラブルにも、とっさに対応できるものなんですね。

可愛い系からセクシーな雰囲気に転身

――最後に、グラビアに関して今後やりたいことはありますか?

脊山 グラビアをやってきて「私、年を取ったなぁ」と思うことがあまりないんですよ。過去にこだわらない性格だからかもしれませんが、その時々で良さがあるなと思うんです。だから、私にとっての終わりがない。そういう意味では、いつまでも開拓者でいたいなと思いますね。また、以前からずっと、お尻とクビレ、肌の柔らかさが推しだったので、そこは維持していきたい。あともう1つ。今回、初めて前髪を伸ばして、かき上げるヘアスタイルで撮影したんです。可愛い系からキレイ系に変わったので、よりセクシーな雰囲気になっていると思います。


――それもコロナ禍が関係している?


脊山 それもありますね。アナウンサーは前髪が動いたりかき上げるのはNGなんです。サイドの髪は耳にかけるか後ろにまとめないと、前髪が原稿を読むたびに目にかかったりしたら、それは視聴者にとっては気になるし、余計な情報になるというのが理由でした。コロナ中はアナウンサーの仕事も少なくなったので、高校生以来、久しぶりに前髪を伸ばしたんです。


――そういう意味では憧れのヘアスタイルだった?


脊山 そうですね。女子アナの試験を受けるときに前髪もロングの髪も切って、ショートにして以来です。
◆脊山麻理子(せやままりこ) 1980年4月8日生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。元日本テレビアナウンサー。最新DVD『S×sence369』はエスデジタルから発売中。記念イベントが12/3(土)12:00〜福家書店新宿サブナード店にて開催。ツイッター@mariko_seyama