(画像)Andrii Iemelianenko/Shutterstock
(画像)Andrii Iemelianenko/Shutterstock

地下アイドル“禁断のパパ活”驚愕リポート!「やってない子を探す方が難しい」

かつては隠語として使われていた「パパ活」なる用語も、すっかり世間に普及して誰にでも通じる言葉となった。そして、一部の女優やアイドル、モデルたちが、芸能活動を行う裏でパパ活にいそしみ小遣い稼ぎをしていることも、さまざまな媒体で暴露され、白日の下にさらされるようになった。


【関連】新宿・歌舞伎町“驚愕実態”最新リポート!抵抗なく体を売る少女たち… ほか

しかも、その流れはコロナ禍以降、さらに深刻化しているようだ。


「出会い系やパパ活アプリなどのプロフィル欄に、平然と芸能系の肩書を記す子が増えている」


そう証言するのは〝パパ歴15年〟パパ活という言葉が誕生するはるか以前から、ネットを活用して同様の行為を行ってきたという会社経営者のT氏(50歳)だ。


「昭和の時代から〝快感と実益〟を兼ねて、自分自身を〝商品〟として売っていたモデルやレースクイーンは大勢いましたけど、表向きはみんな隠していたものです。それが判明するのは出会って仲良くなってから…というのが通常のパターンでした。その後、出会い系サイトなどが普及してくると、プレミア感を出すためにアイドルやグラドルを名乗る子も出てきましたが、ほとんどが自分を高く売るためのもので、正直言えば素人撮影会や新聞のチラシ広告に出たレベルでした。ところが、ここ数年は写真付きのプロフィル欄に堂々とアイドルであることを明記した上、実際に多くのファンを抱えて現役で活動している子が増えてきました。そんな子たちが会員制とはいえ、登録すれば誰でも見られるようなアプリで堂々と姿をさらすようになっています」


昨今のコロナ禍では、さまざまな業種の人々が経済的に大きな影響を受けたが、特にイベントを中心に活動していたミュージシャンやタレントたちは、深刻なダメージを負った。ライブや撮影会、握手会などでファンと接触し、主に物販で生計を立てていた地下アイドルなどは、さらに危機的状況に陥った。


現在では公的な規制が撤廃されたとはいえ、客足を含めて完全にコロナ前に戻ったというわけにはいかないようだ。

相場の大幅下落は周知の通り…

「一昨年から続くコロナ禍の中で、女性たちがかつてないほどパパ活市場になだれ込み、全体の相場が下落していることは周知の通りですが、地下アイドルを名乗る子たちの暴落ぶりは本当にすごいですね。もう一切プレミア感がない。以前なら素人の子より強気の価格設定をして、一晩で〝8〟とか〝10〟とか普通に要求していた地下アイドルが、今では〝3〟とか〝2.5〟でも楽々アポが取れる。普通のOLより格段にお金がないから『今日中に家賃や携帯代を払わなきゃ…』なんて切羽詰まった子が大量にいるわけですよ。でも、遊び慣れた男からしたら、もはや地下アイドルの肩書なんて珍しくもない。今のご時世、キラキラした素人美女と比べてルックスがいいわけでもなく、それでいて自意識過剰な子が多いので、大して引きがないのです」(T氏)

しかし、そう言いながらもT氏は、好んで地下アイドルと遊んでいる。なぜかと尋ねてみると、納得の答えが返ってきた。


「後日、そのアイドルが大勢のファンに群がられるのを見たり、彼女の情報をSNSで確認したりすると、何とも言えない優越感に浸れますね。君たちが必死に応援している子の〝全部〟をオレは見たぞ、みたいな(笑)。もちろん、アプリで会った途端に素性を明かす子なんていませんけど、『芸名やグループ名を教えてくれたら、約束した謝礼に1か2足してあげるよ』と誘えば、大体の子は『絶対内緒だよ』と言いながら教えてくれます。もしファンに発覚したら確実にネットで叩かれるのに、ずいぶんと脇が甘いですよね」


自分を安売りすると、むしろ後で高くつくことになりそうだが、その日の生活費にも事欠いているような状況が、彼女たちをギリギリのパパ活に追い込んでいるのだろう。


一方、「現在はアイドル個人が内緒で行っていたパパ活から、次の段階に移行しつつある」と語るのが、ライブ興行を主催するイベント会社のS氏(46歳)だ。

アイドルとしての“責任感”が非常に低い

「コロナ前と違ってアイドルたちがパパ活をタブー視せず、オープンになったのが最近の特徴です。SNS時代に、若い子は自分がアイドルである責任感というか、自覚が非常に低いのが要因の1つかもしれません。もちろん、ファンにバレたらマズいことは分かっているので、公言することはありませんが、仕事がない一人暮らしのアイドルだと、やってない子を探す方が難しいでしょう」

いくら地下アイドルとはいえ、さすがにそれは大げさな気もするが、デジタルツールの進歩によって、個人交渉が格段にしやすくなった。そんなこともパパ活が世に浸透した理由と言えるだろう。


「私のよく知る芸能事務所は、コロナ前までアイドルたちに毎月一定額の給料を出していましたが、コロナで事務所自体の経営が悪化し、支払いがストップ。なのに、接客を伴うコンカフェなどでの副業を禁止していたため、必然的にほとんどの所属アイドルが裏でパパ探しに奔走することになりました。仕事相手の私にまで、話を持ち掛けてきた子がいましたよ」(S氏)


日本全体を見渡してみても、庶民は経済的に貧しくなるばかり。給料は上がらないのに物価高で生活苦となり、お金に余裕がある男といえば限られてくる。しかし、そんな彼らも仕事で一定以上の立場にいるため、コロナ禍では遊びを自粛せざるを得ない。そんな実情から、少ないパパを地下アイドルたちが奪い合う構図が生まれているという。


今春まで某グループのメンバーとして活動していた元地下アイドルで、現在はキャバ嬢のAさん(仮名、23歳)に話を聞いてみた。


「私が所属していたグループはメンバーが8人いたのですが、パパ活をしていない子は現役高校生の1人だけで、残り7人は全員やってました(笑)。まぁ、私もやってたんですが…隠すこともなく、楽屋ではいつも情報交換してましたね。それで、秘密を守れることが前提ですけど、やたらと気前がいいパパとか、ゴムをきちんと着ける紳士なパパとかは、互いに紹介して回し合ったりもしてましたよ。いい人がいないときはパパ活アプリで、最悪バレても『勝手に写真を使われた』と逃げるつもりで、顔出し上等で探してましたね」

あっせんが本業でアイドルが副業…

さらにAさんは、パパにアイドル仲間を融通する世話役のアイドルもいると、内情を明かしてくれた。

「アイドルは遊んでいて交流関係が広いイメージがありますけど、実のところ学生時代から芸能活動をやってる子は、忙しくて友達が少ないケースが多いんです。そのため、面倒を見てくれるパパは欲しいけど、どう探していいか分からないという子に、いわゆる〝太客人脈〟を持つアイドルが世話役として暗躍しています。もちろん、彼女たちはパパ側から仲介手数料を取ってます。パパが支払う10のうち、半分の5とか平気で抜いてますよ。テレビにも出ているような売れっ子を紹介して、50万払わせて30万抜いたという話も聞きました。より多くのパパ候補がいればボロ儲けも可能なので、正直、あっせんすることが本業で、アイドル活動が副業みたいな子もいましたよ(笑)」


アイドルがアイドルを売る時代。未曾有のコロナ禍が異常な事態を誘発したのだろうか。しかし、地下アイドルという特殊な世界であっても、カラダの関係があることが前提の紹介だとしたら、完全に売春の勧誘やあっせんであり、まごうことなき違法行為だ。万が一、警察が動いたら摘発されることもあるかもしれない。


芸能界の裾野が広がり、それゆえ稼げない地下アイドルも増えているが、自分自身を安売りしてトラブルに巻き込まれたり、あるいはファンの夢を壊したりと、不測の事態が起きないことを祈るばかりである。