人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』(通称ヒロアカ)のテーマ曲を歌うシンガーソングライターの秋山黄色(本名・新井悠也=26歳)が、11月23日に警視庁に逮捕された。
「渋谷区の自宅マンションで、20代の知人女性とトラブルになり、髪の毛を引っ張るなどの暴行を加え、けがをさせた傷害の疑いです。当日は、自身が作詞・作曲も担当したヒロアカの第6期エンディングテーマ『SKETCH』の発売日でした」(全国紙記者)
栃木県出身の秋山は、中学生の頃に人気アニメ『けいおん!』に影響されてベースを弾き始め、高校1年生からオリジナル曲を制作。YouTubeなどネット上で楽曲を発表しながら宇都宮と東京を中心にライブ活動を続け、メジャーデビューを果たした。
「テレビドラマの主題歌などが話題になり、アニメ作品では『約束のネバーランド』や『映画 えんとつ町のプペル』などでもテーマソングを担当しています」(音楽業界関係者)
若くして“大先生”扱い
今年の10月には、人気ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』『アイドルマスター シンデレラガールズ』などへの楽曲提供で知られる作曲家の田中秀和(35)も、強制わいせつ未遂容疑で警視庁碑文谷署に逮捕されていた。
「8月20日の夜、田中は都内のターミナル駅で好みの10代女性を見つけ、同じ車両に乗り込んだ。女性が降りた駅から10分ほど尾行し、駐輪場に入ったところでわいせつな言葉を投げかけ、腕を引っ張って暗い場所に連れ込もうとしたんです」(前出・全国紙記者)
彼らはなぜ、こうした事件に走るのか。
「楽曲制作には想像もつかないストレスがかかるのは理解できます。もともと人気の高いアニメ作品やゲームなどに曲をつけるとなると、その世界観を壊さないようにとか、スケジュールもガチガチでプレッシャーもハンパない。これまでも、こうしたストレスから薬物に走ったり、暴力沙汰を起こしたアーティストも多くいます。もちろん、本人の性格や性癖もありますが、一発当たるとデカいだけに、若くても周囲から〝大先生〟扱いされ、天狗になってしまう業界の体質も問題ですね」(前出・音楽業界関係者)
秋山や田中のように、人気アニメなどを手掛けるアーティストが逮捕された場合、楽曲が使用できなくなるなど、影響も大きい。音楽業界にとっては頭の痛い問題だ。
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