日本代表がドイツを相手に大番狂わせを演じ、かつてない盛り上がりを見せるサッカーW杯。日本がお祭り騒ぎでドイツがお通夜状態なのと同様、元日本代表の解説陣にも明暗くっきりの2人がいる。
本田圭佑と中村俊輔だ。
ABEMAでドイツ戦を解説した本田は、話した内容が次々と試合で現実のものとなり、ネット上では《本田さんすげー!》《指摘が的確すぎてビックリした》などと、大反響を呼んだ。
たとえば、1点をドイツに奪われ、ビハインドの状態になると、本田は「僕やったら…(守備を)5枚気味にする」と守備システムの変更を提案。さらに、三笘薫を前線で相手DFズーレと勝負させ、堂安律を入れて三笘を生かすべきと話すと、その後、森保一監督が実際に堂安と三苫を投入したのだ。
この〝名監督ぶり〟に、ツイッターでは「本田の解説」がトレンド入り。「本田さんカッケー」をもじった「本田△(さんかっけい)」も飛び交っていた。
後半は5バックにしてボランチを3枚にする。ミュラーが降りたらボランチがみれる。相手の3バックには2トップでプレスかけて、反対側はのCBだけフリーにしてOk。いずれにしても守備がハマらないと攻撃は厳しい。
— Keisuke Honda (@kskgroup2017) November 23, 2022
前半29分すぎには、ABEMAの実況者が「ボールをキープする本田」と言い間違いし、すぐに「失礼、久保です」と訂正したが、本田はすぐさま「いや、僕出たほうが良いですか? 試合、出ましょか?」とツッコミを入れ、視聴者の笑いを誘うなど、余裕も見せた。
「天龍源一郎のモノマネ?」
一方、今季限りで現役引退し、テレビ解説者としてデビューした中村俊輔は、本田とは対照的に酷評されている。
中村は、23日に行われた「モロッコ-クロアチア戦」に登場。実況アナウンサーからクロアチアの司令塔・モドリッチのすごさを聞かれると、「言うまでもない」とたった一言。また、まるでオタクのようなぼそぼそとしたしゃべり方に、視聴者からはブーイングが殺到。
《ものすごく声小さくて何言ってるのかようわからんわ…。ウンコ我慢してるのか?》
《中村俊輔の実況・解説、引きこもり青年が自作の詩を読んでいるかのような不気味さ》
《もしかして天龍源一郎のモノマネしてる?w》
中には淡々としゃべる中村の解説を評価する声もあるが、もう少し大きな声でしゃべった方がよさそうだ。