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逸ノ城「九州場所」集中できず負け越しか!? “暴行・師弟”トラブル長期化

両国国技館
両国国技館 (C)週刊実話Web

もしかすると、これが雄姿の見納めか。11月13日に福岡市の福岡国際センターで幕を開けた大相撲九州場所も終盤戦。1人横綱の照ノ富士の休場で、4日目には全勝力士が1人もいなくなるという53年ぶりの珍事が起こるなど、誰が優勝してもおかしくない混戦状態が続いている。

そんな中、ひと際浮かない顔をしているのが、場所前、部屋のおかみさんに暴行を働くなどの深刻な疑惑が持ち上がった西前頭2枚目の逸ノ城だ。場所に入ってからも、

「トラブルは、逸ノ城の飲酒が原因だ」

と報じられ、すっかり身の置きどころがなくなっているのだ。相撲っぷりにも精彩を欠き、6日目には関脇若隆景に粘り負けして土俵下まで吹っ飛ばされ、早くも4敗目を喫した。

これまで師弟間のトラブルは数多あり、おかみさんが暴行されたのも今回が初めてではない。

「最近では1987年の双羽黒の例がある。でも、あのときは師匠との話し合いの途中で席を立った双羽黒が『待ちなさい』と袖をつかんだおかみさんを振り払った拍子に転んだのが真相。でも双羽黒はクビになりました。逸ノ城は酔っぱらって突き飛ばしたという。もし、これが事実なら一発でアウトです」(元力士)

どちらにしても収まらない…

しかも、逸ノ城のトラブルには「金銭問題も絡んでいる」(同)というから、厄介だ。

「大相撲界では、ピンハネすることを、〝テラ切る〟という。湊部屋は逸ノ城でもっている。湊親方(元幕内湊富士)は、逸ノ城のご祝儀などをかなりテラ切っていたらしい。これが逸ノ城には相当不満だったようです」(部屋関係者)

これまで、弟子の言い分が通り、師匠が大相撲界を追われた例はない。すべて弟子が廃業を余儀なくされている。

「逸ノ城は、そうならないために弁護士を立て、『話は弁護士を通してください』と師匠側に要求しているが、すでに相撲協会も事情聴取に乗り出しており、そう簡単に事は収まりそうにない」(大相撲担当記者)

現役続行の道は険しいか。

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