地方競馬で活躍する女性騎手によるシリーズ『LJSレディスジョッキーズシリーズ2022』が、いよいよ開幕する。
今年のLJSは、11月22日に盛岡競馬場、来年3月2日に川崎競馬場で、それぞれ実施される。女性騎手9名による競走を各競馬場2競走ずつ実施し、まずは第1戦のLJS盛岡で獲得したポイント最上位の騎手を表彰。さらに、LJS川崎では合計4戦で獲得したポイント上位3名を表彰する。出場を予定しているのは関本玲花(岩手)、中島良美(浦和)、神尾香澄(川崎)、小林捺花(川崎)、深澤杏花(笠松)、木之前葵(愛知)、宮下瞳(愛知)、佐々木世麗(兵庫)、濱尚美(高知)の全9名。ベテランや中堅どころに、若いジョッキーたちがどう挑んでいくかが見どころだ。9名の女性騎手の熱く華麗な戦いに期待したい(※木之前と濱は、LJS盛岡は欠場)。
前走好成績&好調キープの馬が狙い目
さて、浦和競馬場では歴史ある一戦『第43回浦和記念』(2000メートル)が23日に開催される。1、2着の地方馬は、年末の『東京大賞典』(JpnⅠ)の優先出走権が与えられる重要な一戦。チャンピオンズCの開催時期が近いこともあって、中央の超一流馬の参戦は少なく、過去10年を見ても、中央8勝、地方2勝。2着馬も中央6頭、地方4頭で、1、2着がともに地方馬だった年も2回ある。
比較的地方馬の活躍が目立つ傾向にはあるが、中央勢が1〜3着を独占した年も5回あり、4番人気以内の馬が1〜3着を独占した年も6回ある。交流重賞で2着以内に入った実績のある地方馬ならチャンスはあるが、無理して高配当を狙う必要はなさそうだ。
ステップレースとしては、白山大賞典とJBCクラシックが挙げられる。昨年のメイショウカズサ、2016年のケイティブレイブ、14年サミットストーン、12年ピイラニハイウェイは、白山記念1、1、2、4着をステップに浦和記念を制覇。続けて好走する馬が非常に多い。そのほかJBCでは大敗を喫した馬が巻き返すシーンも多くみられ、20年のJBC5着ダノンファラオ、15年の同5着ハッピースプリントも浦和記念は1着。JBC出走馬は成績に関係なく狙ってみても面白い。
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