
年明けすぐの1月4日、信号無視のタクシーが歩行者のいる横断歩道に突っ込み、男女6人がはねられて1人が死亡、5人が重軽傷を負う大惨事が発生した。
事故が起きたのは東京都渋谷区笹塚1丁目の国道20号線(甲州街道)で、京王線笹塚駅近くの片側4車線の直線道路。
「立体交差の高架部分を下りたタクシーは、侵入した横断歩道で多数の歩行者をはねた後、被害女性1人をボンネットに乗せたまま、何度も中央分離帯にぶつかって停止しました。タクシーに乗っていた女性客は、『事故前の数分間、運転手は朦朧としていた』と話しています。ドライブレコーダーには、高架線をふらふら走る現場まで約1キロの映像が残っていました」(捜査関係者)
事故を起こした世田谷区新町1丁目の相沢平次運転手(73)は、運転席から転がり出て嘔吐を繰り返していたという。相沢運転手は走行中、くも膜下出血を発症したものとみられ、病院で手当を受けている。警察は回復を待って、自動車運転処罰法違反の疑いで調べることにしている。
交通事故死者数は初めて年間3000人を割ったが…
この事故で死亡したのは、笹塚3丁目に住む女性(49)。ほかに小3男児(9)と40代の母親が重傷を負い、20~40代の男女3人も被害に遭った。
2020年の交通事故による死者数は、全国で2839人。統計が残る1948年以降で、初めて年間3000人を割ったことになる。
しかし、運転中に事故を起こした高齢者の数は、高齢者人口の増加もあって、年を追うごとに増えている。健康起因により死亡したドライバーの数も同様だ。
さらに、国土交通省の調査によれば、健康起因による事故死の30%が脳疾患、15%が心臓疾患、大動脈瘤および解離が14%だという。高齢ドライバーへの対策を早期に講じるべきだろう。
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